あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問154 (手技理論 問6)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問154(手技理論 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

徒手検査で陽性の際、あん摩マッサージ指圧施術が適応となるのはどれか。
  • ドロップアームテスト
  • エリーテスト
  • ラックマンテスト
  • トンプソンテスト

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この過去問の解説 (3件)

01

正しい選択肢は「エリーテスト」です。

エリーテストは、主に大腿四頭筋、とくに大腿直筋の短縮や緊張をみる検査です。筋肉のこわばりや短縮が原因で陽性になる場合は、あん摩マッサージ指圧施術によって筋肉をゆるめたり、血行をよくしたりすることが期待できます。

一方、腱や靱帯の断裂が疑われる検査で陽性の場合は、施術よりも医療機関での診察が優先されます。

選択肢1. ドロップアームテスト

これは適切ではありません。
ドロップアームテストは、肩の腱板、とくに棘上筋腱の断裂などを調べる検査です。
陽性の場合、肩の筋肉や腱が大きく傷ついている可能性があります。
このような場合に無理に施術を行うと、痛みや損傷を悪化させるおそれがあります。
そのため、あん摩マッサージ指圧施術の適応とはいえません。

選択肢2. エリーテスト

これは適切な記述です。
エリーテストは、うつ伏せで膝を曲げたときに、太ももの前側の筋肉が硬くなっていないかをみる検査です。
陽性の場合、大腿直筋などの筋肉の短縮や緊張が考えられます。
筋肉の硬さが原因であれば、あん摩マッサージ指圧施術によって筋肉をゆるめ、動きをよくすることが期待できます。
そのため、この検査で陽性のときは施術の適応となる場合があります。

選択肢3. ラックマンテスト

これは適切ではありません。
ラックマンテストは、膝の前十字靱帯の損傷を調べる検査です。
陽性の場合、膝の大切な靱帯が傷ついている可能性があります。
靱帯損傷が疑われるときは、施術で対応するのではなく、医療機関での検査や治療が必要です。
そのため、あん摩マッサージ指圧施術の適応とはいえません。

選択肢4. トンプソンテスト

これは適切ではありません。
トンプソンテストは、アキレス腱断裂を調べる検査です。
陽性の場合、アキレス腱が切れている可能性があります。
アキレス腱断裂は、施術で改善を目指すものではなく、医師による診断と治療が必要です。
そのため、あん摩マッサージ指圧施術の適応とはいえません。

まとめ

覚えておくポイントは、徒手検査で陽性になったときに、原因が「筋肉の緊張や短縮」なのか、「腱・靱帯の断裂や損傷」なのかを分けて考えることです。

エリーテストは、筋肉の短縮や緊張をみる検査なので、あん摩マッサージ指圧施術の対象になりやすいです。
一方、ドロップアームテスト、ラックマンテスト、トンプソンテストは、断裂や損傷を疑う検査なので、まず医療機関での対応が必要です。

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02

徒手検査は疾患や組織損傷を評価する臨床検査です。腱断裂や重度の靭帯損傷・腱板断裂では手術などの適応となり施術は禁忌となりますが、筋肉の拘縮や柔軟性低下を捉えるテストの陽性例はマッサージの施術適応となります。

選択肢1. ドロップアームテスト

誤りの解答です。

肩関節の腱板断裂を評価するテストです。陽性の場合は腱の構造的な断裂を示唆するため、組織の修復が優先され、局所への施術は禁忌となります。

選択肢2. エリーテスト

正しい解答です。

大腿直筋の縮小や拘縮を評価するテストです。陽性の場合は筋肉の緊張増強や柔軟性低下を意味するため、あん摩マッサージ指圧による筋弛緩施術が適応します。

選択肢3. ラックマンテスト

誤りの解答です。

膝関節の前十字靭帯損傷を評価するテストです。陽性の場合は靭帯の断裂や著しい関節不安定性を示すため、基本的には整形外科的治療が優先され施術は禁忌です。

選択肢4. トンプソンテスト

誤りの解答です。

アキレス腱断裂を評価するテストです。陽性の場合はアキレス腱の完全・不全断裂を示すため、緊急の固定や手術処置が必要となり、マッサージ施術の禁忌となります。

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03

答えは「エリーテスト」です。

あん摩マッサージ指圧は、血流・リンパ液の循環改善、新陳代謝促進、関節拘縮や筋緊張の緩和、軟部組織の癒着剥離、自律神経を介した内臓機能の調節などの作用があります。


 

選択肢1. ドロップアームテスト

ドロップアームテストは、棘上筋腱、棘下筋腱の異常を診る徒手検査法です。棘上筋腱を中心とした腱板断裂の急性期や鍵盤炎の場合に陽性となります。まずは医療機関を受診する必要があります。


 

選択肢2. エリーテスト

エリーテストは大腿四頭筋の短縮を診る徒手検査法です。筋拘縮ですので、施術により筋肉を緩めることで改善が期待できます。これが答えです。


 

選択肢3. ラックマンテスト

ラックマンテストは前十字靭帯の損傷を確認する徒手検査法です。まずは医療機関を受診する必要があります。


 

選択肢4. トンプソンテスト

トンプソンテストはアキレス腱の断裂を診る徒手検査法です。まずは医療機関を受診する必要があります。


 


 

まとめ

腱の断裂や靭帯の損傷は、まずは医療機関を受診した上で、痛み等の症状の緩和を目的にあん摩マッサージ指圧を行う場合があります。


 

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