あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問148 (施術臨床 問40)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問148(施術臨床 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

次の症例について、問いに答えよ。
「80歳の女性。主訴は疲労感。最近、疲れやすく動くのが面倒になった。病院ではサルコペニアと言われた。」

抵抗(レジスタンス)運動の補助的役割としてマッサージに期待できないのはどれか。
  • 筋肉の柔軟性を高める。
  • 筋血流を促進する。
  • 筋疲労を回復する。
  • 筋力増強を図る。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も適切なのは「筋力増強を図る。」です。

この患者さんは、サルコペニアといわれています。サルコペニアとは、年齢などによって筋肉の量や筋力が低下し、体を動かす力が弱くなる状態です。

サルコペニアへの対策では、【抵抗運動】、つまり筋肉に負荷をかける運動が大切です。マッサージは、筋肉をやわらかくしたり、血流をよくしたり、疲労回復を助けたりすることは期待できます。しかし、マッサージだけで筋力を増やすことは期待できません。

選択肢1. 筋肉の柔軟性を高める。

これはマッサージに期待できる内容です。

マッサージによって筋肉のこわばりがやわらぐと、体を動かしやすくなることがあります。筋肉がかたいままだと、運動を始めにくかったり、動作がぎこちなくなったりします。

そのため、抵抗運動を行いやすくする補助として、筋肉の柔軟性を高めることは期待できます。

選択肢2. 筋血流を促進する。

これはマッサージに期待できる内容です。

マッサージで筋肉を刺激すると、筋肉まわりの血流がよくなることがあります。血流がよくなると、筋肉に酸素や栄養が届きやすくなり、運動前後の体の状態を整える助けになります。

そのため、抵抗運動の補助として、筋血流を促進することは期待できます。

選択肢3. 筋疲労を回復する。

これはマッサージに期待できる内容です。

運動後は筋肉に疲労がたまることがあります。マッサージは、筋肉の緊張をやわらげたり、疲労感を軽くしたりする目的で行われます。

そのため、抵抗運動を続けやすくする補助として、筋疲労の回復は期待できます。

選択肢4. 筋力増強を図る。

これはマッサージに期待できない内容です。

筋力を強くするには、筋肉に負荷をかけて使うことが必要です。たとえば、スクワット、椅子からの立ち座り、ゴムバンド運動などの抵抗運動が筋力増強につながります。

マッサージは筋肉をもんだり、さすったりする方法であり、筋肉を強く鍛える運動ではありません。そのため、マッサージそのものに【筋力増強】を期待するのは適切ではありません。

まとめ

この問題では、サルコペニアに対する運動とマッサージの役割の違いを押さえることが大切です。

覚えておくポイントは、【筋力を増やす中心は抵抗運動】であり、マッサージはその補助として、柔軟性の向上、血流の促進、疲労回復などを助けるものだということです。

したがって、抵抗運動の補助的役割としてマッサージに期待できないのは「筋力増強を図る。」です。

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02

高齢者のサルコペニアに対しては、筋肉を鍛える抵抗運動(筋トレ)が基本となります。マッサージは柔軟性維持や血流促進、疲労回復など運動の効果を高める補助的な役割を果たします。マッサージ自体によって直接的に筋力増強効果は期待できません。

選択肢1. 筋肉の柔軟性を高める。

誤りの解答です。

マッサージには緊張した筋肉をほぐして伸縮性を高める効果があります。関節の可動域が広がることで運動が行いやすくなるため、抵抗運動を補助する役割として期待できます。

選択肢2. 筋血流を促進する。

誤りの解答です。

マッサージによる物理的な刺激は、筋肉内の血管を広げて血液循環を良くします。運動前後の血流を改善することで運動パフォーマンスを高められるので、補助する役割として期待できます。

選択肢3. 筋疲労を回復する。

誤りの解答です。

運動後にマッサージを行うことで、溜まった疲労物質の排出を促し筋肉のコリや張りを和らげます。疲労回復を早めて継続的な運動をサポートする補助する効果として期待できます。

選択肢4. 筋力増強を図る。

正しい解答です。

筋力を強く、大きくするには、筋肉に負荷をかけて収縮させる運動が必要です。マッサージで受動的な刺激を与えても筋線維は太くならないため、この効果は期待できません。

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03

答えは「筋力増強を図る。」です。

抵抗運動は、筋力4以上のものについて抵抗負荷しながら行う運動です。筋力や持久力、協調性の増大などの目的で行います。


 

選択肢1. 筋肉の柔軟性を高める。

マッサージには、筋肉内の循環を良くし筋肉の柔軟性を高める作用が期待できます。


 

選択肢2. 筋血流を促進する。

マッサージの求心性の手技により血液やリンパの流れを良くすることが期待できます。


 

選択肢3. 筋疲労を回復する。

マッサージでは、特に揉捏法で筋萎縮、筋疲労を回復させる作用が期待出来ます。


 

選択肢4. 筋力増強を図る。

これが答えです。

マッサージには、筋内の血行を良くして栄養を高めたり、収縮力や弾力性を増加したり、収縮速度を速めたりすることが期待出来ますが、筋力そのものを増強することは難しいです。


 

まとめ

運動には、他動運動、自動介助運動、自動運動、抵抗運動、漸増抵抗運動、といったように筋肉に応じた運動のやり方があります。


 

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