あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問146 (施術臨床 問38)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問146(施術臨床 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

次の症例について、問いに答えよ。
「19歳の女性。美容師をめざす専門学校生。はさみを多用していたところ、右手首に痛みが出て実習が困難になった。それ以外の部位に痛みはなく、しびれもない。アイヒホッフテスト陽性。」

障害されている筋に施術する場合、対象となる手の経脈として最も適切なのはどれか。
  • 陽明経
  • 太陽経
  • 厥陰経
  • 少陰経

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

最も適切なのは「陽明経」です。

この症例では、はさみを多く使ったあとに右手首の痛みが出ており、アイヒホッフテストが陽性です。これは、親指を動かす腱に負担がかかる「ドケルバン病」が考えられます。

ドケルバン病では、主に長母指外転筋と短母指伸筋の腱が障害されます。これらは手首の親指側、つまり橈側に関係します。手の橈側を通る経脈として考えると、対象は【手の陽明経】です。

選択肢1. 陽明経

これは適切な記述です。

陽明経のうち、手の陽明経は手陽明大腸経です。手陽明大腸経は、手の親指側に近い橈側を通ります。

この患者さんは、はさみの使いすぎで親指側の手首に痛みが出ています。アイヒホッフテスト陽性から、長母指外転筋や短母指伸筋に関係する障害が考えられます。

そのため、障害されている筋に施術する場合、対象となる手の経脈としては「陽明経」が最も適切です。

選択肢2. 太陽経

これは最も適切とはいえません。

手の太陽経は手太陽小腸経です。手太陽小腸経は、小指側や手の尺側と関係が深い経脈です。

この症例の痛みは、親指側の手首に出るドケルバン病が考えられます。小指側を中心に考える太陽経よりも、親指側、橈側に関係する陽明経が適しています。

選択肢3. 厥陰経

これは最も適切とはいえません。

手の厥陰経は手厥陰心包経です。手のひら側の中央を通る経脈として考えます。

この患者さんには、手のしびれや手のひら側の症状はありません。問題の中心は、親指側の手首の腱の障害です。そのため、厥陰経を選ぶ場面ではありません。

選択肢4. 少陰経

これは最も適切とはいえません。

手の少陰経は手少陰心経です。手のひら側から小指側に関係する経脈です。

この症例では、親指側の手首の痛みが中心であり、小指側や手のひら側の症状ではありません。したがって、少陰経よりも陽明経を考えます。

まとめ

この問題では、アイヒホッフテスト陽性が大切な手がかりです。これは、親指を動かす腱に負担がかかるドケルバン病を考える所見です。

覚えておくポイントは、ドケルバン病では【長母指外転筋】と【短母指伸筋】が関係し、痛みは手首の親指側に出やすいということです。

手首の親指側、つまり橈側に関係する手の経脈は手陽明大腸経です。したがって、最も適切なのは「陽明経」です。

 

参考になった数0