あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問144 (施術臨床 問36)
問題文
「43歳の男性。主訴は日によって部位が異なる腰下肢痛。ストレスでイライラする。左右のSLRテスト、ケンプテスト、ペイステストは陰性。下肢の筋力、知覚、腱反射は正常。脈は弦を認める。」
原穴を用いて治療を行う場合、最も適切なのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問144(施術臨床 問36) (訂正依頼・報告はこちら)
「43歳の男性。主訴は日によって部位が異なる腰下肢痛。ストレスでイライラする。左右のSLRテスト、ケンプテスト、ペイステストは陰性。下肢の筋力、知覚、腱反射は正常。脈は弦を認める。」
原穴を用いて治療を行う場合、最も適切なのはどれか。
- 太白
- 衝陽
- 丘墟
- 太衝
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この過去問の解説 (1件)
01
最も適切なのは「太衝」です。
この症例では、腰から足にかけて痛みがありますが、SLRテスト、ケンプテスト、ペイステストはいずれも陰性です。また、下肢の筋力、知覚、腱反射も正常です。そのため、神経の圧迫や筋力低下を中心に考えるよりも、東洋医学的な体の状態から考える問題です。
「日によって痛む場所が変わる」「ストレスでイライラする」「脈が弦である」という点から、肝の気がのびやかに流れにくくなった状態が考えられます。原穴を使う場合、肝の原穴である「太衝」が最も適切です。
これは最も適切とはいえません。
太白は、脾の原穴です。脾は、食べ物から体に必要なエネルギーを作る働きや、水分代謝に関係します。
この症例では、食欲不振、下痢、むくみ、体が重いなど、脾の不調を強く示す内容は目立ちません。主な手がかりは、ストレス、イライラ、痛む場所が変わること、弦脈です。そのため、太白よりも肝の原穴を考えます。
これは最も適切とはいえません。
衝陽は、胃の原穴です。胃は、食べ物を受け入れて消化する働きに関係します。
この症例では、胃の痛み、吐き気、食欲の異常など、胃の不調を中心に考える所見は示されていません。腰下肢痛の原因を、胃の原穴で治療する場面とは考えにくいです。
これは最も適切とはいえません。
丘墟は、胆の原穴です。胆は、決断や体の側面の症状などと関係して考えられることがあります。
ただし、この症例では「ストレスでイライラする」「脈が弦」「痛みの場所が変わる」という点から、より中心になるのは肝です。胆の原穴である丘墟より、肝の原穴である太衝が適しています。
これは適切な記述です。
太衝は、肝の原穴です。原穴は、それぞれの臓腑の状態と深く関係する経穴です。
肝は、気の流れをなめらかにする働きと関係します。ストレスでイライラしやすい、痛む場所が日によって変わる、脈が弦である、という所見は、肝の気のめぐりが悪くなっている状態を考える大事な手がかりです。
そのため、原穴を用いて治療する場合は、肝の原穴である太衝を選びます。
この問題では、腰下肢痛そのものだけでなく、神経学的な異常がないこと、痛みの場所が変わること、ストレスでイライラすること、弦脈があることを合わせて考えます。
覚えておくポイントは、ストレス、イライラ、弦脈、移動する痛みがある場合は、肝の気のめぐりが悪い状態を考えることです。
原穴を使う場合、肝の原穴は「太衝」です。したがって、最も適切なのは「太衝」です。
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