あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問141 (施術臨床 問33)
問題文
「38歳の男性。肥満体型。猛暑日が続き熱中症予防のため多飲していた。最近、全身倦怠感が強く近医を受診した。HbA1c10%、膵島関連自己抗体は陰性であった。」
合併する症状として最も適切なのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問141(施術臨床 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
「38歳の男性。肥満体型。猛暑日が続き熱中症予防のため多飲していた。最近、全身倦怠感が強く近医を受診した。HbA1c10%、膵島関連自己抗体は陰性であった。」
合併する症状として最も適切なのはどれか。
- 発熱
- 口渇
- 下痢
- 冷汗
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この過去問の解説 (3件)
01
最も適切なのは口渇です。
この症例では、HbA1cが10%と高く、長い期間にわたって血糖値が高い状態だったと考えられます。また、肥満体型で、膵島関連自己抗体が陰性であることから、2型糖尿病が疑われます。糖尿病では、血液中の糖が多くなりすぎると尿が増え、体の水分が失われやすくなります。そのため、のどが渇く症状が出やすくなります。糖尿病の典型的な症状には、口渇、多飲、多尿、体重減少などがあります。
発熱は、体に感染症や炎症があるときなどにみられやすい症状です。
この症例では、HbA1cが高く、糖尿病が疑われますが、糖尿病そのものの代表的な症状として発熱が出るわけではありません。感染症を合併している情報もないため、最も適切とはいえません。
これは適切な記述です。
血糖値が高くなると、体は余分な糖を尿として外に出そうとします。そのとき水分も一緒に出ていくため、尿の量が増えます。すると体の水分が足りなくなり、強いのどの渇きが起こります。
この症例では、猛暑のため多飲していたとありますが、実際には糖尿病による口渇や多飲が関係していた可能性もあります。したがって、合併する症状として最も適切なのは口渇です。
下痢は、胃腸炎、食中毒、薬の副作用、自律神経の異常などで起こることがあります。
糖尿病が長く続くと神経の障害によって胃腸の動きに影響が出ることはありますが、この症例でまず考える代表的な症状ではありません。HbA1c高値から考える基本的な症状としては、下痢よりも口渇のほうが適切です。
冷汗は、低血糖のときにみられやすい症状です。
しかし、この症例ではHbA1cが10%と高く、血糖値が高い状態が続いていたと考えられます。問題文には、インスリン治療中や血糖を下げる薬を使っている情報もありません。そのため、低血糖を考えさせる冷汗は最も適切とはいえません。
この問題では、肥満体型、HbA1c10%、膵島関連自己抗体陰性という点から、2型糖尿病を考えることが大切です。
糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、余分な糖を尿に出そうとして尿量が増えます。その結果、体の水分が失われ、口渇が起こります。
覚えておくポイントは、糖尿病の代表的な症状は口渇・多飲・多尿・体重減少です。
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02
清涼飲料水の飲み過ぎで大量の糖分を摂ると、急激な高血糖が起こります。高血糖になると尿がたくさん排出されて体に水分が足りなくなり、激しい喉の渇きやだるさがあらわれます。
誤りの解答です。
発熱は主に感染症や炎症などで起こる症状であり、高血糖が直接の要因とはなりません。高血糖状態が長引くと脱水症や感染症にかかりやすくなる点には注意が必要です。
正しい解答です。
高血糖状態になると、尿から糖と一緒に水分が排泄されて脱水状態に陥ります。その結果、体が水分を求めて激しい口渇を感じるようになります。
誤りの解答です。
下痢は急性の高血糖による典型的な症状ではありません。高血糖では消化管への影響というよりも、全身の脱水や意識障害に注意が必要です。
誤りの解答です。
冷汗は主に低血糖の時にみられる交感神経の刺激症状です。本症例は著しい高血糖の状態であるため、冷汗ではなく脱水や高血糖症状になります。
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03
答えは「口渇」です。
本症例では、中年の肥満体型であり、多飲、全身倦怠感などの症状、HbA1c10%という値から糖尿病だと考えられます。
発熱は糖尿病の症状としては適切ではありません。
高血糖による症状として口渇が現れますので、これが答えです。
下痢は糖尿病の症状として適切ではありません。
冷汗は糖尿病の症状として適切ではありません。
高血糖による症状には口渇、多飲、多尿、全身倦怠感、体重減少などがあります。合併症による症状には、視力低下、四肢の痺れがあります。
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