あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問140 (施術臨床 問32)
問題文
「48歳の女性。便秘がちで、2週間前から残便感がある。排便時、肛門部に弱い痛みと鮮血がありイボ状の隆起を触れるが自然に戻る。腹痛、排膿はない。仕事は長時間の座業、中学生の双子がいる。」
本患者への生活指導として最も適切なのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問140(施術臨床 問32) (訂正依頼・報告はこちら)
「48歳の女性。便秘がちで、2週間前から残便感がある。排便時、肛門部に弱い痛みと鮮血がありイボ状の隆起を触れるが自然に戻る。腹痛、排膿はない。仕事は長時間の座業、中学生の双子がいる。」
本患者への生活指導として最も適切なのはどれか。
- 肛門部を冷やす。
- いきんで便を出し切る。
- 水分を多めに摂る。
- 毎日腹筋運動をする。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も適切なのは「水分を多めに摂る。」です。
この患者さんは、便秘がちで、排便時に鮮血があり、イボ状の隆起が出ても自然に戻っています。これは、内痔核、いわゆる「いぼ痔」でよくみられる状態です。生活指導では、便をやわらかくして、排便時に強くいきまないようにすることが大切です。水分を十分に摂ることは、便を出しやすくし、痔の悪化を防ぐ助けになります。痔の予防や改善では、水分摂取、食物繊維の摂取、いきみを避けることが大切とされています。
これは最も適切とはいえません。
冷やすことで、一時的に痛みや腫れが軽くなることはあります。しかし、この患者さんの大きな原因は、便秘や排便時の負担です。冷やすだけでは、便秘やいきみを改善できません。
今回の生活指導としては、肛門部を冷やすことよりも、便をやわらかくして出しやすくする指導が重要です。
これは不適切な記述です。
強くいきむと、肛門まわりの血管に強い圧力がかかります。その結果、痔核が大きくなったり、出血しやすくなったりします。
残便感があると、つい強くいきみたくなりますが、痔核では「無理に出し切ろうとしない」ことが大切です。長くトイレに座り続けることも避けます。痔の予防では、排便時にいきまないこと、トイレに長く座らないことが勧められています。
これは適切な記述です。
水分をしっかり摂ると、便がかたくなりにくくなります。便がやわらかいと、排便時に強くいきむ必要が少なくなります。
この患者さんは便秘がちなので、水分を多めに摂ることは、痔核の悪化を防ぐ生活指導として適切です。あわせて、野菜、果物、海藻、豆類など食物繊維を含む食品を摂ることも役立ちます。
これは最も適切とはいえません。
適度な運動は便秘の改善に役立つことがあります。しかし、腹筋運動を毎日行うことが、この患者さんへの最も大切な生活指導とはいえません。
腹筋運動のしかたによっては、お腹に力が入り、肛門まわりに負担がかかることもあります。まず優先すべきなのは、水分を摂り、便をやわらかくして、強くいきまないようにすることです。
この症例では、便秘、排便時の鮮血、イボ状の隆起が自然に戻ることから、内痔核が考えられます。
覚えておくポイントは、痔核の生活指導では「便をやわらかくする」「強くいきまない」「トイレに長く座らない」ことです。
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