あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問134 (施術臨床 問26)
問題文
「18歳の女性。近頃、夕食後に腹部が脹り、朝は食欲がない。1か月後に受験を控えており、寝つきが悪く、下痢を繰り返している。舌質は淡紅、脈は弦を認める。」
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問134(施術臨床 問26) (訂正依頼・報告はこちら)
「18歳の女性。近頃、夕食後に腹部が脹り、朝は食欲がない。1か月後に受験を控えており、寝つきが悪く、下痢を繰り返している。舌質は淡紅、脈は弦を認める。」
- 神門 −−−− 太白
- 太衝 −−−− 太白
- 太衝 −−−− 太渓
- 神門 −−−− 太渓
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この過去問の解説 (3件)
01
ストレス、肝の鬱憤で自律神経が乱れ、消化器に影響する肝脾不和の状態です。精神的ストレスを和らげる太衝と、お腹の調子を整える太白の組み合わせが最適です。
誤りの解答です。
神門は不眠などメンタルの不調に効き、太白はお腹の調子を整えます。ストレスの根本原因を散らす力が不十分です。
正しい解答です。
太衝でストレス、肝の滞りをほぐし、太白で胃腸の働きを補うため、肝脾不和による腹脹や下痢、不眠にベストな組み合わせです。
誤りの解答です。
太衝でストレスは抑えられますが、太渓は主に腎(アンチエイジングや冷えなど)に効くツボです。今回の主な不調である胃腸の弱りには不向きです。
誤りの解答です。
神門で心を落ち着かせ、太渓で腎を補うペアです。不安感や寝つきの悪さには効きますが、食欲不振や下痢といった消化器系のケアができません。
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02
答えは「太衝 −−−− 太白」です。
腹部の張り、食欲不振は脾気虚による運化の失調により生じます。
また、慢性的な腹部の張りは肝鬱気滞も疑われます。
舌質が淡紅は、正常な状態であり、脈が弦というのは、肝の病症、疏泄が失調して昇発が過剰な状態を表します。
これらの所見から脾と肝の病症が疑われます
神門は手の少陰心経で、太白は足の太陰脾経です。
太衝は足の厥陰肝経で、太白は足の太陰脾経です。
なのでこれが正解です。
太衝は足の厥陰肝経で、太渓は足の少陰腎経です。
神門は手の少陰心経で、太渓は足の少陰腎経です。
腹部の張り、食欲不振は脾の病症が疑われ、寝つけの悪さ、腹部の張りや脈が弦なのは、肝の病症が疑われます。
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03
最も適切なのは「太衝 − 太白」です。
この症例では、受験を控えたストレスがあり、脈に弦がみられます。これは、気のめぐりが悪くなる肝気鬱結を考える手がかりです。
また、夕食後に腹部が脹る、朝の食欲がない、下痢を繰り返すという症状から、消化吸収を担当する脾の働きが弱っていることも考えます。
つまり、この症例は肝の気の滞りが脾に影響している状態と考えられるため、肝の気をめぐらせる太衝と、脾の働きを助ける太白の組合せが最も適切です。
これは適切ではありません。
神門は、心の働きに関係し、不眠や不安などに用いられることがあります。
太白は、脾の働きを助ける経穴です。食欲不振や下痢などには関係します。
ただし、この症例では、受験前のストレス、脈の弦、腹部の張りが重要です。これらは肝の気の滞りを考える手がかりなので、神門よりも、肝の気をめぐらせる太衝を選ぶのが適切です。
これは適切です。
太衝は、肝の経穴で、気のめぐりをよくするために使われます。ストレスによる腹部の張り、ため息、イライラなどの症状で考えやすい経穴です。
太白は、脾の経穴で、消化吸収の働きを助けるために使われます。食欲不振、腹部の張り、下痢などに関係します。
この症例では、受験のストレスによって肝の気が滞り、その影響で脾の働きが弱くなっていると考えます。そのため、太衝と太白の組合せが最も適切です。
これは適切ではありません。
太衝は、肝の気をめぐらせるために適した経穴です。この症例のストレスや脈の弦には合っています。
しかし、太渓は腎の経穴で、腎の弱りを補うときに用いられます。腎の弱りでは、足腰のだるさ、耳鳴り、夜間尿、強い冷えやほてりなどが手がかりになります。
この症例では、中心となるのは消化器症状と下痢です。そのため、腎を補う太渓よりも、脾を助ける太白のほうが適切です。
これは適切ではありません。
神門は、不眠や精神的な不安に関係する経穴です。太渓は、腎を補う経穴です。
この組合せは、心や腎の弱りを考える場合には関係します。
しかし、この症例では、食後の腹部膨満、食欲不振、下痢という脾の症状がはっきりしています。また、受験前のストレスと脈の弦から、肝の気の滞りも考えます。
したがって、神門と太渓の組合せは、この病証に対する中心的な治療穴としては合いません。
覚えておくポイントは、ストレスで肝の気が滞り、その影響で脾の働きが弱ると、腹部の張りや下痢が起こりやすいということです。
この症例では、受験前のストレス、脈の弦、腹部の張り、食欲不振、下痢がそろっています。病証としては、肝と脾のバランスが乱れた状態を考えます。
そのため、治療穴の組合せとしては、肝の気をめぐらせる太衝と、脾の働きを助ける太白が最も適切です。
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