あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問132 (施術臨床 問24)
問題文
「36歳の女性。主訴は月経痛。月経前から月経中にかけて痛みが起こり、出血後に軽減する。腹は拒按とともに少腹急結を認める。」
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問132(施術臨床 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
「36歳の女性。主訴は月経痛。月経前から月経中にかけて痛みが起こり、出血後に軽減する。腹は拒按とともに少腹急結を認める。」
- 隠痛
- 空痛
- 刺痛
- 灼痛
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この過去問の解説 (3件)
01
最も適切なのは【刺痛】です。
この症例では、月経前から月経中に痛みが起こり、出血後に軽くなっています。また、腹を押されるのを嫌がる【拒按】があり、下腹部に強い張りや痛みを示す【少腹急結】もみられます。
これらは、血のめぐりが悪くなって滞る【瘀血】の病証を考える所見です。瘀血による痛みは、針で刺されるような鋭い痛みである【刺痛】が特徴です。
これは適切ではありません。
隠痛は、はっきり強く痛むというより、重く鈍く、長く続くような痛みです。
体の力や栄養が不足しているときにみられやすい痛みで、押すと楽になることもあります。
この症例では、腹を押されるのを嫌がる拒按があり、血の滞りによる強い痛みが考えられるため、隠痛とは合いません。
これは適切ではありません。
空痛は、体の中が空っぽになったように感じる痛みです。
気や血が不足して、体を十分に養えないときに起こりやすい痛みです。どちらかというと、虚証でみられる痛みです。
この症例では、少腹急結や拒按があり、実証である瘀血を考えます。そのため、空痛は最も適切ではありません。
これは適切です。
刺痛は、針で刺されるような鋭い痛みです。
血のめぐりが悪くなって滞る瘀血では、痛む場所が比較的はっきりしていて、刺すような痛みが出やすくなります。
この症例では、月経前から月経中に痛みが強く、出血後に軽くなっています。これは、血が滞って痛みが起こり、出血によって滞りが少し改善するためと考えられます。
また、拒按や少腹急結も瘀血を示す重要な手がかりです。したがって、痛みの性質としては刺痛が最も適切です。
これは適切ではありません。
灼痛は、焼けるように熱く感じる痛みです。
体の中に熱がこもっている場合や、炎症のような熱の症状が強い場合にみられやすい痛みです。
この症例では、熱感やのぼせ、口の渇きなど、熱を強く示す内容はありません。中心となるのは血の滞りによる月経痛なので、灼痛は合いません。
覚えておくポイントは、【瘀血の痛みは刺痛】ということです。
月経前から月経中に痛みが強く、出血後に軽くなる場合は、血の滞りによる痛みを考えます。さらに、拒按や少腹急結があるため、瘀血の病証と判断しやすいです。
そのため、この症例でみられる痛みの性質として最も適切なのは【刺痛】です。
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02
月経前から痛みが強くなり出血後に和らぐこと、お腹を押すと嫌がる(拒按)、左下腹部にコリと圧痛がある(少腹急結)といった所見は、血の巡りが滞る瘀血の特徴です。瘀血による痛みは刺されるような固定した痛むため、本症例の痛みの性質として刺痛が適切となります。
誤りの解答です。
じくじくと静かに痛む性質で、押すと気持ちよく感じる(喜按)のが特徴です。気や血などのエネルギーが不足している虚証でみられるため、不適切です。
誤りの解答です。
痛む場所が空っぽで抜け落ちるような、もぬけのからを感じる痛みです。精や血が著しく不足した状態(虚証)で現れます。実証(瘀血)で強く痛む今回のケースには当てはまりません。
正しい解答です。
針で刺されたようなチクチク・激しく痛む性質で、場所が固定しているのが特徴です。血の滞りである瘀血の代表的な痛みであり、少腹急結を認める本症例に一致します。
誤りの解答です。
火で焼かれるような熱感を伴う痛みです。体内に熱の邪気が溜まっている状態(熱証)でみられます。本症例は熱の滞りではなく、血の停滞(瘀血)が本質であるため不適切です。
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03
答えは「刺痛」です。
拒按は実の証になります。また、少腹急結は瘀血の腹証です。
隠痛は、我慢できる程度のはっきりしない痛みです。痛みが出たり消えたりします。虚証により起こります。
空痛は、空虚感を伴う痛みで、押さえると軽減します。腎精の不足や気血不足により生じます。
刺痛は針などで刺されたような鋭い痛みです。瘀血による痛みの特徴とされていますので、これが答えです。
灼痛は、焼けるような痛みで冷やすと軽減、温めると増悪します。
他に痛みの種類として、脹痛・重傷・絞痛・冷痛・酸痛などがあります。
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