あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問129 (施術臨床 問21)
問題文
「55歳の男性。主訴は頭痛。職場の人間関係がうまくいかず、イライラすることが多い。ストレスを感じると強い頭痛を自覚。眩暈、目赤、口苦があり、脈は弦数を認める。」
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問129(施術臨床 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
「55歳の男性。主訴は頭痛。職場の人間関係がうまくいかず、イライラすることが多い。ストレスを感じると強い頭痛を自覚。眩暈、目赤、口苦があり、脈は弦数を認める。」
- 表虚証
- 表実証
- 裏虚証
- 裏実証
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この過去問の解説 (3件)
01
正しい選択肢は【裏実証】です。
この症例では、頭痛に加えて、イライラ、眩暈、目赤、口苦、弦数の脈がみられます。これらは、体の内側で気の流れが強く乱れ、熱が上にのぼっている状態と考えます。
八綱病証でみると、症状は体の表面ではなく内側の問題なので【裏】、症状の勢いが強く、熱や興奮が目立つため【実】です。
そのため、最も適切なのは【裏実証】です。
この選択肢は誤りです。
表虚証は、病が体の表面にあり、体を守る力が弱くなっている状態です。たとえば、汗が出やすい、風に当たるとつらい、悪寒があるといった症状が中心になります。
今回の症例では、目赤、口苦、弦数の脈など、体の内側に熱がこもっているような症状がみられます。表の症状でも、虚の症状でもないため、表虚証は適切ではありません。
表実証は、病が体の表面にあり、寒気、発熱、頭痛、体の痛みなどが強く出る状態です。かぜの初期のように、外からの邪気に体が強く反応している場合にみられます。
今回の頭痛は、職場のストレスやイライラと関係しており、眩暈、目赤、口苦もあります。これは表面の病ではなく、体の内側の問題と考えるため、表実証は適切ではありません。
この選択肢は誤りです。
裏虚証は、体の内側に問題があり、体力や気血などが不足している状態です。疲れやすい、元気がない、息切れしやすい、顔色が悪いなどの弱った症状が中心になります。
今回の症例では、イライラ、強い頭痛、目赤、口苦、弦数の脈がみられます。これらは不足による弱い状態ではなく、熱や興奮が強く出ている状態です。そのため、裏虚証は適切ではありません。
この選択肢が正しいです。
裏実証は、病が体の内側にあり、症状の勢いが強い状態です。今回の症例では、ストレスによってイライラが強くなり、強い頭痛が出ています。
また、眩暈、目赤、口苦、弦数の脈は、熱が上にのぼっている状態を示す手がかりです。特に、目の赤みや口の苦さは、熱が内側にこもっているときにみられやすい症状です。
そのため、この症例は【裏】であり、さらに【実】の状態と判断できます。
覚えておくポイントは、八綱病証ではまず【表か裏か】、次に【虚か実か】を考えることです。
今回の症例は、かぜのような表面の症状ではなく、ストレス、イライラ、目赤、口苦、弦数の脈が中心です。これは体の内側に熱がこもり、症状が強く出ている状態です。
したがって、最も適切なのは【裏実証】です。
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02
ストレスによるイライラや目赤・口苦・弦数脈などの症状は、病気の本質が体内部(裏)にあり、邪気が盛ん(実)な状態を示しています。ストレスで気の流れが滞り、熱をもって頭部に昇っている肝鬱化火の状態です。病位は裏、病性質は実となるため裏実証が最も適しています。
誤りの解答です。
体の表面のバリア機能(衛気)が弱まり、汗が出やすく風邪を引きやすい状態です。風邪の初期や免疫力低下時に多く見られます。本症例の体内の熱症状とは異なります。
誤りの解答です。
風邪の初期などで、体表に外邪が侵入し、毛穴が閉じて発熱や悪寒、頭痛が起きる状態です。汗が出ないのが特徴で、体内の熱やストレスが原因の症状とは異なります。
誤りの解答です。
体内の臓腑のエネルギーが不足している状態です。疲れやすさ、冷え、めまい、食欲不振などが現れます。今回の症例のように激しいイライラや実熱症状はありません。
正しい解答です。
体内部(臓腑)に強い邪気や熱が溜まっている状態です。精神的ストレスから肝の機能が乱れて熱を持ち、イライラ、目赤、口苦、強い頭痛、弦数脈が現れています。本症例に一致します。
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03
答えは「裏実証」です。
八綱弁証とは、8つの判断基準で人体の状況を大まかに分けるものです。
表と裏は病証の存在部位、寒と熱は病の性質、虚と実は正気と邪気の盛衰を表しており、陰は裏・寒・虚を、陽は表・熱、実を総括します。
表証は外邪が侵襲し病態が体表に存在している段階で、発熱、悪寒、頭痛、鼻汁、脈浮などの症候があります。
表証には、発熱や悪寒、身体痛、咽頭部の違和感などの症候があります。
裏証は病態が体表よりも深部に存在する段階です。
虚証では生理物質の不足や陰陽、臓腑などの機能低下で正気が虚弱な病証となります。
これが答えです。
裏証は病証が深部に存在しており、臓腑の機能失調や生理物質の病態は裏証に属しています。実証は邪気が旺盛な状態です。
本症例は、肝の機能失調がみられます。
表証と裏証の間を半表半裏証と表現される場合があります。六経弁証の少陽病に対応しています。表裏の間で正気と邪気が争い、気機の失調を起こします。
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