あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問126 (施術臨床 問18)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問126(施術臨床 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

下腿コンパートメント症候群で深後方コンパートメントの障害を確認する他動運動はどれか。
  • 母趾の背屈
  • 足関節の底屈
  • 足関節の内がえし
  • 第2〜第5趾の屈曲

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この過去問の解説 (1件)

01

最も適切なのは母趾の背屈です。

下腿コンパートメント症候群では、下腿の筋肉が入っている区画の圧が高くなり、筋肉や神経が圧迫されます。深後方コンパートメントには、母趾を曲げる筋肉や、足趾を曲げる筋肉などがあります。

障害を確認するときは、その筋肉を他動的に伸ばして痛みが出るかをみます。深後方コンパートメントでは、母趾を曲げる長母趾屈筋が関係するため、母趾を背屈させる動きが適切です。

選択肢1. 母趾の背屈

これは適切です。

母趾の背屈とは、足の親指を上に反らす動きです。

深後方コンパートメントには、母趾を下に曲げる長母趾屈筋があります。母趾を背屈させると、この筋肉が引き伸ばされます。

コンパートメント症候群では、障害された筋肉を伸ばすと痛みが強く出やすいため、深後方コンパートメントの障害を確認する動きとして、母趾の背屈が適切です。

選択肢2. 足関節の底屈

これは適切ではありません。

足関節の底屈とは、つま先を下に向ける動きです。

深後方コンパートメントの筋肉には、足関節の底屈に関係するものもありますが、底屈は筋肉を縮める方向の動きになりやすいです。

コンパートメント症候群の確認では、筋肉を縮める動きよりも、筋肉を伸ばして痛みが出るかをみることが大切です。

選択肢3. 足関節の内がえし

これは適切ではありません。

足関節の内がえしとは、足の裏を内側に向けるような動きです。

深後方コンパートメントには、内がえしに関係する後脛骨筋があります。しかし、内がえしは後脛骨筋を働かせる方向の動きです。

障害の確認としては、筋肉を伸ばす動きのほうが重要なので、この問題では最も適切とはいえません。

選択肢4. 第2〜第5趾の屈曲

これは適切ではありません。

第2〜第5趾の屈曲とは、足の人差し指から小指までを下に曲げる動きです。

深後方コンパートメントには、第2〜第5趾を曲げる長趾屈筋があります。ただし、趾を屈曲させる動きは、その筋肉を縮める方向です。

コンパートメント症候群の確認では、痛みをみるために筋肉を伸ばす動きが使われるため、この選択肢は適切ではありません。

まとめ

覚えておくポイントは、コンパートメント症候群では、障害された筋肉を他動的に伸ばすと痛みが強く出やすいということです。

深後方コンパートメントには、長母趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋などがあります。特に長母趾屈筋を伸ばすには、母趾を上に反らす母趾の背屈を行います。そのため、深後方コンパートメントの障害を確認する他動運動として最も適切なのは母趾の背屈です。

 

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