あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問122 (施術臨床 問14)
問題文
「18歳の男性。10歳のときに柔道の試合で左の上腕骨外側顆骨折の既往がある。年齢とともに同側の外反肘が進行している。」
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問122(施術臨床 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
「18歳の男性。10歳のときに柔道の試合で左の上腕骨外側顆骨折の既往がある。年齢とともに同側の外反肘が進行している。」
- 正中神経
- 尺骨神経
- 橈骨神経
- 内側前腕皮神経
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は尺骨神経です。
この症例では、子どものころに上腕骨外側顆骨折を起こし、その後、年齢とともに外反肘が進行しています。外反肘とは、肘を伸ばしたときに前腕が外側へ大きく曲がって見える状態です。
外反肘が進むと、肘の内側を通る尺骨神経が引き伸ばされたり、肘の内側で圧迫されたりしやすくなります。そのため、今後絞扼される可能性が最も高い神経は尺骨神経です。
この選択肢は誤りです。
正中神経は、腕から手のひら側へ向かう神経で、手根管症候群などで障害されることが多い神経です。
しかし、この症例で問題になっているのは、外反肘によって肘の内側を通る神経が負担を受けることです。正中神経は外反肘で最も絞扼されやすい神経ではありません。
この選択肢が正しいです。
尺骨神経は、肘の内側にある骨の出っぱりの後ろを通ります。いわゆる「肘をぶつけると小指側にしびれが走る場所」に関係する神経です。
外反肘が進むと、肘の内側を通る尺骨神経が引き伸ばされ、さらに周囲で圧迫されやすくなります。その結果、手の小指側のしびれや、手の細かい動きの障害が起こることがあります。
子どものころの上腕骨外側顆骨折のあと、成長してから外反肘が進み、時間がたって尺骨神経麻痺が起こることがあります。これは遅発性尺骨神経麻痺と呼ばれます。
この選択肢は誤りです。
橈骨神経は、上腕の後ろ側から前腕の外側へ向かう神経です。手首や指を反らす動きに関係します。
橈骨神経は、上腕骨の骨折などで障害されることがありますが、この症例のように外反肘が進行したときに最も絞扼されやすい神経ではありません。
この選択肢は誤りです。
内側前腕皮神経は、前腕の内側の皮膚感覚に関係する神経です。
名前に「内側」とあるため迷いやすいですが、外反肘で典型的に問題になるのは、肘の内側を通って手の小指側へ向かう尺骨神経です。内側前腕皮神経は、この症例で最も絞扼される可能性が高い神経とはいえません。
覚えておくポイントは、上腕骨外側顆骨折のあとに外反肘が進行した場合は、尺骨神経が障害されやすいということです。
外反肘では、肘の内側を通る尺骨神経に負担がかかります。そのため、将来的に遅発性尺骨神経麻痺が起こる可能性があります。小指側のしびれや手の細かい動きの低下につながるため、試験では「外反肘」と「尺骨神経」を結びつけて覚えることが大切です。
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