あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問118 (施術臨床 問10)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問118(施術臨床 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次の症例で障害神経に支配される筋への局所治療穴として正しいのはどれか。
「20歳の男性。サッカーの試合中に膝関節下部外側を強く蹴られ、直後から痛みと腫脹が起こった。その後、足背部の知覚障害と足関節の背屈が困難となった。」
  • 光明
  • 地機
  • 豊隆
  • 蠡溝

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい選択肢は豊隆です。

この症例では、膝の外側を強く蹴られたあとに、足背部の知覚障害足関節の背屈困難が起こっています。これは、膝外側の腓骨頭付近で腓骨神経が障害された状態と考えます。腓骨神経麻痺では、足背部の感覚が鈍くなったり、足首や足指を上に反らしにくくなったりします。

豊隆は、前脛骨筋・長指伸筋と関係する経穴で、これらの筋は足首を上に反らす動きに関わります。運動神経は深腓骨神経です。
そのため、今回の局所治療穴として適切です。

選択肢1. 光明

この選択肢は誤りです。

光明は下腿外側、腓骨の前縁付近にある経穴で、長腓骨筋浅腓骨神経と関係します。
長腓骨筋は主に足を外側へ返す動きに関わります。今回の中心は、足首を上に反らす背屈ができにくいことなので、背屈に関わる筋への局所治療穴としては豊隆の方が適切です。

 

選択肢2. 地機

この選択肢は誤りです。

地機は下腿の内側にある経穴で、ヒラメ筋脛骨神経と関係します。
脛骨神経は、主に足首を下に伸ばす動きや足底側の働きに関係します。今回の症状である足背部の知覚障害や足関節の背屈困難とは合いません。

選択肢3. 豊隆

この選択肢が正しいです。

豊隆は、下腿の前外側にある経穴です。関係する筋は前脛骨筋長指伸筋で、これらは足首や足指を上に反らす働きをします。
今回の症例では、足関節の背屈が困難になっているため、これらの筋に関係する豊隆が局所治療穴として適切です。

選択肢4. 蠡溝

この選択肢は誤りです。

蠡溝は下腿の内側にある経穴で、後脛骨筋長趾屈筋の間に位置し、脛骨神経と関係します。
これらは足首を下に動かす側や、足の内側の働きに関わる筋です。今回のような足関節の背屈困難を説明する筋への局所治療穴ではありません。

まとめ

覚えておくポイントは、膝の外側の外傷、足背部の知覚障害、足関節の背屈困難がそろったら、腓骨神経の障害を考えることです。

足首を上に反らす動きには、前脛骨筋長指伸筋が大きく関わります。

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