あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問91 (東洋医学 問11)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問91(東洋医学 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

経脈病証で「嘔吐、歯の痛み、精神不安定、口角のゆがみ、腹鳴」に対する治療穴はどれか。
  • 衝陽
  • 太渓
  • 神門
  • 陽池

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この過去問の解説 (2件)

01

答えは「衝陽」です。

胃経の病証として、腹鳴、精神不安定などがあり、顔面部を流注するため顔や上の歯の痛みがあらわれます。なので、胃経に属する経穴を選びます。


 

選択肢1. 衝陽

衝陽は胃経の経穴ですので、これが答えです。

選択肢2. 太渓

太渓は腎経の経穴です。


 

選択肢3. 神門

神門は心経の経穴です。

選択肢4. 陽池

陽池は三焦経の経穴です。


 

まとめ

他の経脈の病証として以下のようなものが挙げられます。

肺経:よくのぼせる、足が冷える、首のつけ根のこり、胸苦しさ、口喝、咳、動悸息切れ、

大腸経:眼球の黄ばみ、歯痛、のどの腫れ、首の腫れ・痛み

脾経:舌のこわばり、上腹部の痛み、嘔吐、下痢、下肢の腫れ、疲れやすい、不眠

心経:目の充血、口喝、みぞおちの痛み

小腸経:目の黄ばみ、耳の聞こえが悪い、耳鳴り、頬の腫れ、のどの痛み、頭重感、上腕から肘、前腕の痛み・しびれ

膀胱経:後頭部の痛み、鼻血、涙、背腰部の痛み

腎経:顔の黒ずみ、立ち眩み、のどの腫れ・痛み

心包経:動悸、胸部の痛み

三焦経:耳の聞こえが悪い、のどの腫れ、多汗

胆経:頭痛、側頭部の痛み、口苦、

肝経:喉の乾き、胸苦しい、嘔吐、腰痛


 

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02

正しいのは、「衝陽」です。

「嘔吐、歯の痛み、精神不安定、口角のゆがみ、腹鳴」は、足陽明胃経の経脈病証として考えられる症状です。

足陽明胃経は、胃腸の働きに関係するだけでなく、顔面や歯の領域にも関わります。また、胃経の病証では、精神面の不安定さが現れることもあります。

衝陽は足陽明胃経の原穴であり、足陽明胃経の病証に対する治療穴として最も適切です。

選択肢1. 衝陽

この選択肢は正しいです。

衝陽は、足の甲にある足陽明胃経の原穴です。原穴は、その経脈や関係する臓腑の不調に対して用いられる重要な経穴です。

本症例の嘔吐や腹鳴は胃腸に関係する症状です。また、歯の痛みや口角のゆがみは、顔面を通る足陽明胃経の病証として考えることができます。さらに、精神不安定も足陽明胃経の病証でみられる症状に含まれます。

したがって、足陽明胃経の原穴である衝陽が適切です。

選択肢2. 太渓

これは誤りです。

太渓は、足少陰腎経の原穴です。腎経は、腎の働きや生殖、排尿、腰や下肢、耳などに関係する病証で用いられます。

本症例でみられる嘔吐、歯の痛み、口角のゆがみ、腹鳴は、足少陰腎経よりも足陽明胃経の病証に当てはまります。そのため、太渓は選びません。

選択肢3. 神門

これは誤りです。

神門は、手少陰心経の原穴です。心経は、動悸、不眠、精神不安など、心や精神活動に関係する症状で考える経脈です。

本症例には精神不安定がありますが、嘔吐、歯の痛み、口角のゆがみ、腹鳴という症状を合わせて判断すると、中心となるのは足陽明胃経の病証です。

したがって、精神症状だけに注目して神門を選ぶのは適切ではありません。

選択肢4. 陽池

これは誤りです。

陽池は、手少陽三焦経の原穴です。三焦経は、耳や側頭部、上肢などに関係する病証で考えます。

本症例でみられる胃腸症状や歯の痛み、口角のゆがみは、足陽明胃経との関係が深い症状です。そのため、手少陽三焦経の原穴である陽池は選びません。

まとめ

経脈病証の問題では、まず症状からどの経脈の病証かを判断し、その経脈に対応する治療穴を選びます。

嘔吐、腹鳴、歯の痛み、口角のゆがみ、精神不安定は、足陽明胃経の病証として整理します。

そして、足陽明胃経の原穴は衝陽です。

選択肢に原穴が並んでいる場合は、衝陽は胃経、太渓は腎経、神門は心経、陽池は三焦経と対応させて覚えておくと判断しやすくなります。

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