あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問90 (東洋医学 問10)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問90(東洋医学 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

七情で「咳嗽、鼻汁、皮膚の異常」がみられる病証の原因となりやすいのはどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

正しい選択肢は、です。

東洋医学では、感情の変化を七情といい、感情が強すぎたり長く続いたりすると、関係する臓の働きを乱すことがあると考えます。

咳嗽、鼻汁、皮膚の異常は、肺の病証と関係が深い症状です。肺は、呼吸を主り、鼻に開き、皮毛を主る臓です。そして、七情のうち肺に関係するのはです。したがって、この病証の原因となりやすいものは悲です。

選択肢1. 喜

誤りです。

喜は、に関係する感情です。喜びが過度になると、心の働きに影響し、落ち着きがなくなる、集中しにくくなるなどの状態につながると考えます。

咳嗽や鼻汁、皮膚の異常と関係が深いのは肺であるため、喜は該当しません。

選択肢2. 悲

これは適切な記述です。

悲は、に関係する感情です。強い悲しみや悲しみが長く続くことによって、肺の働きが弱くなると考えます。

肺は呼吸に関係するため、働きが乱れると咳嗽が現れやすくなります。また、肺は鼻と皮膚にも関係しているため、鼻汁や皮膚の異常がみられることもあります。

そのため、咳嗽、鼻汁、皮膚の異常がみられる病証の原因となりやすい七情は悲です。

選択肢3. 思

誤りです。

思は、に関係する感情です。考えすぎたり、悩み続けたりすると、脾の働きに影響しやすいと考えます。

脾は飲食物から体に必要なものを作り出す働きに関係しているため、思による影響では、食欲の低下や消化の不調などが中心となります。

咳嗽、鼻汁、皮膚の異常を示す肺の病証とは結び付きません。

選択肢4. 恐

誤りです。

恐は、に関係する感情です。強い恐怖は、腎の働きに影響すると考えます。

腎は成長や生殖、骨、耳、排尿などと関係が深い臓です。そのため、肺の病証にみられる咳嗽、鼻汁、皮膚の異常の原因として選ぶものではありません。

まとめ

東洋医学では、肺は呼吸を主り、鼻に開き、皮毛を主ると考えます。そのため、肺の病証では、咳嗽、鼻汁、皮膚の異常などが現れやすくなります。

また、七情と五臓の関係では、次のように整理できます。

喜は心に関係します。
悲は肺に関係します。
思は脾に関係します。
恐は腎に関係します。

この問題では、咳嗽・鼻汁・皮膚の異常は肺、肺に関係する七情は悲と結び付けて覚えておきましょう。

 

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02

答えは「悲」です。

七情とは7種類の情志のことで、急な強い精神的刺激や長期間の精神的な刺激を受け続けることで臓腑や気血の機能が失調します。これが疾病の原因ともなります。


 

選択肢1. 喜

喜ぶという情志で、気機を緩ませる特徴をもちます。過度な喜びは、気機が過剰にゆるんで血を正常に送り出せなくなり、精神のコントロールが出来ない状態になります。


 

選択肢2. 悲

悲しむという情志で、気の消耗を起こす特徴をもちます。過度な悲は気を主っている肺に影響を及ぼします。問題文の「咳嗽、鼻汁、皮膚の異常」は肺と関連した症状であるため、これが答えになります。


 

選択肢3. 思

思う・考えるという情志で、危機を鬱結させる特徴をもちます。過度に思慮をすると固摂作用をもつ脾に影響が及び、食欲不振などがあらわれます。


 

選択肢4. 恐

恐れるという情志で、気機を下降させる特徴をもちます。固摂作用をもつ腎と関連があり、過度な恐れや腎の機能失調では、些細なことで恐れたり常にオドオドするといった状態になります。


 

まとめ

五志は怒・喜・思・憂・恐の5つの情動であり、七條は悲と驚が加えられたものです。必ず一定の気機を伴います。


 

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