あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問89 (東洋医学 問9)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問89(東洋医学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

病邪と症状の組合せで正しいのはどれか。
  • 燥邪 −−−− 高熱
  • 寒邪 −−−− めまい
  • 風邪 −−−− 便秘
  • 湿邪 −−−− 関節の腫れ

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この過去問の解説 (2件)

01

正しいのは、「湿邪 −−−− 関節の腫れ」です。

東洋医学では、外から体に影響を与えて病気の原因となるものを病邪といい、風邪、寒邪、湿邪、燥邪、暑邪、火邪などに分けます。

湿邪は、湿気のように重く、体にとどまりやすい性質をもつ病邪です。そのため、体の重だるさ、むくみ、関節の重い痛みや腫れなどを起こしやすいと考えられています。

選択肢1. 燥邪 −−−− 高熱

これは誤りです。

燥邪は、乾燥によって体のうるおいを傷つける病邪です。口や鼻の乾燥、皮膚の乾燥、乾いた咳、便秘などが現れやすくなります。

一方、強い熱が体にこもる高熱は、主に暑邪や火邪に関係する症状です。そのため、燥邪と高熱の組合せは適切ではありません。

選択肢2. 寒邪 −−−− めまい

これは誤りです。

寒邪は、冷えによって体の働きや気血の流れを妨げる病邪です。悪寒、手足の冷え、冷えると強くなる痛み、筋肉のこわばりなどがみられます。

一方、めまいは、動きや変化の性質をもつ風邪などと関連づけて考えられる症状です。寒邪の代表的な症状として選ぶものではありません。

選択肢3. 風邪 −−−− 便秘

これは誤りです。

風邪は、動きが速く、症状が変化しやすい病邪です。頭痛、かゆみ、ふるえ、症状の場所が移動する痛みなどがみられます。

一方、便秘は、体のうるおいが不足する燥邪や、熱によって水分が失われる状態と関係します。そのため、風邪と便秘の組合せは適切ではありません。

選択肢4. 湿邪 −−−− 関節の腫れ

この選択肢は正しいです。

湿邪には、重く、粘りつくように停滞しやすい性質があります。湿邪が関節に影響すると、関節に水分がたまるような状態となり、腫れ、重だるさ、動かしにくさ、重い痛みなどが現れます。

湿気の多い時期や雨の日に、関節の痛みや重さが強くなると考えるのも、湿邪の特徴に基づくものです。

まとめ

病邪と症状の関係は、それぞれの性質から考えると整理しやすくなります。

燥邪は、乾燥を起こし、口や皮膚の乾燥、乾いた咳、便秘などにつながります。

寒邪は、冷えを起こし、悪寒、冷痛、こわばりなどにつながります。

風邪は、動きや変化が特徴で、頭痛、かゆみ、ふるえ、移動する痛みなどにつながります。

湿邪は、重く停滞しやすく、むくみ、重だるさ、関節の腫れや重い痛みなどにつながります。

この問題では、湿邪は水分が停滞し、関節の腫れを起こしやすいことを押さえておきましょう。

 

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02

答えは「湿邪 −−−− 関節の腫れ」です。

湿邪の特徴は重濁性、粘滞性、下注性です。


 

選択肢1. 燥邪 −−−− 高熱

燥邪の特徴は乾燥性で、口や鼻から侵襲し、咳嗽、喘息、喀痰困難、血痰などの症状がみられます。

高熱は暑邪の炎熱性により起こる症状です。


 

選択肢2. 寒邪 −−−− めまい

寒邪は寒冷性、凝滞精、収引性が特徴で、悪寒、寒がり、四肢の冷え、疼痛などの症状があらわれます。


 

選択肢3. 風邪 −−−− 便秘

風邪は形揚性、開泄性、遊走性が特徴で、頭痛、鼻づまり、咽喉部の痒み、顔面の浮腫、悪風、多汗、痙攣、振戦などの症状があらわれます。

便秘は寒邪の凝滞性により起こる症状です。


 

選択肢4. 湿邪 −−−− 関節の腫れ

これが答えです。

湿邪は重濁性、粘滞性、下注性が特徴で、重だるさ、粘液便、帯下、関節痛、下痢、排尿障害、胸悶などの症状があらわれます。

粘滞性とは、湿邪のねっとりとした粘りにより気機を滞らせることを言い、関節に滞った場合に腫れて動きが悪くなります。


 

まとめ

六淫の特徴は以下の通りです。

風邪:軽揚性、開泄製、遊走性、百病の長

寒邪:寒冷性、凝滞性、収引性

暑邪:炎熱性、昇散性、湿邪を伴う

湿邪:重濁性、粘滞性、下注性、脾を損傷しやすい

燥邪:乾燥しやすい、肺を損傷しやすい

火邪:炎上性、気と津液を損傷する、生風、動血


 

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