あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問86 (東洋医学 問6)
問題文
粛降を主る臓に剋される臓の生理作用はどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
正しい選択肢は、【疏泄】です。
東洋医学では、【粛降を主る臓は肺】です。肺は五行では【金】に属します。
五行の相剋関係では、【金は木を剋す】と考えます。木に属する臓は【肝】であり、肝の代表的な生理作用は【疏泄】です。
したがって、粛降を主る肺に剋される臓の生理作用は、【疏泄】となります。
誤りです。
運化は、【脾】の生理作用です。食べ物や飲み物から、体に必要な気・血・津液のもとを作り、全身へ運ぶ働きを表します。
脾は五行では【土】に属します。肺に剋される肝の生理作用ではないため、この問題には当たりません。
これは適切な記述です。
疏泄は、【肝】の生理作用です。気や血、津液が滞らずにめぐるように調節し、精神活動や消化の働きなどをのびやかに保つ作用です。
粛降を主る臓は肺であり、肺は五行では金に属します。相剋関係では【金剋木】となるため、肺に剋される臓は、木に属する肝です。
そのため、【肝の生理作用である疏泄】が該当します。
誤りです。
統血は、【脾】の生理作用です。血が血管の外へ漏れ出ないように保つ働きを表します。
統血は肝の生理作用ではないため、肺に剋される臓の働きとしては適切ではありません。
誤りです。
納気は、【腎】の生理作用です。肺が取り込んだ気を腎が受け入れ、呼吸を安定させる働きを表します。
腎は五行では【水】に属し、肺の金から生じる関係です。つまり、肺と腎は相生関係であり、肺が腎を剋す関係ではありません。
この問題は、まず【粛降を主る臓は肺】と判断し、次に五行の相剋関係をたどることがポイントです。
【肺は金】に属し、【金剋木】によって、木に属する【肝】を剋します。そして、【肝は疏泄を主る】ため、該当する生理作用は疏泄です。
選択肢の働きは、次のように整理して覚えておきましょう。
【疏泄】は、肝の働きです。
【運化・統血】は、脾の働きです。
【納気】は、腎の働きです。
【肺・金・金剋木・肝・疏泄】の順に結び付けると、正しく判断しやすくなります。
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02
粛降(しゅくこう)を主るのは肺です。五行色体表の金(肺)が剋する(抑制する)相手は木(肝)になります。
誤りの解答です。
脾の作用です。食べたものを消化・吸収し、必要な栄養やエネルギー、水分に変えて全身へ送り届ける役割です。
正しい解答です。
肝の作用です。気の巡りをコントロールして情緒を安定させ、血液や水分、消化液の流れをスムーズに保つ役割です。
誤りの解答です。
脾の作用です。血液が血管の外へ漏れ出ないようにコントロールする堤防の役割です。低下すると、青あざや不正出血が起きやすくなります。
誤りの解答です。
腎の作用です。肺に吸いこむ空気を深く引き込み、体内にキープする呼吸の安定化の役割です。低下すると、息が浅く吐きやすくなります。
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03
答えは「疏泄」です。粛降とは、気や津液を下に内に輸布する機能のことで、肺の生理作用の一つです。肺と相克関係にあるのは肝ですので、肝の生理作用を選びます。
運化は脾の生理作用になります。
飲食物を水穀の精微に変化させ消化吸収し、心や肺に運ぶ働きのことです。
疏泄は肝の生理作用なので、これが答えになります。
疏泄は、全身の気機を調節して生理物質を正常に推動させる機能です。
統血は脾の生理作用で、血が脈中から漏れ出るのを防ぐことをいいます。
脾の機能により気が化生され、その気の固摂作用により統血がおこなわれます。
納気は腎の生理作用であり、呼吸のバランスを保つ機能を言います。
臓腑それぞれの主な生理作用は以下の通りです。
肝:疏泄、蔵血
心:主血、神志を主る
脾:運化、統血、
肺:宣発・粛降
大腸:糟粕の伝化
腎:蔵精、主水、納気
膀胱:貯尿と排尿
三焦:気の通路となり、諸気を主宰し、気化や危機に関与する
津液の通路となり、その流通と排泄に関与する
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