あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問85 (東洋医学 問5)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問85(東洋医学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 臓腑を温める。
- 精神活動を支える。
- 腠理の開閉を行う。
- 関節運動を円滑にする。
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この過去問の解説 (2件)
01
正しいのは、「精神活動を支える。」です。
東洋医学における血は、全身をめぐり、臓腑や筋肉、皮膚などに栄養とうるおいを与えるものです。また、心や精神の安定を支える働きもあると考えられています。
血が不足すると、顔色が悪くなる、皮膚が乾燥する、しびれが出るといった症状のほか、不眠や不安感など、精神面の不調にもつながることがあります。
これは誤りです。
臓腑や体を温める働きは、主に気の温煦作用によるものです。気には、体温を保ち、臓腑や組織が働きやすい状態にする役割があります。
血は、体を温めることを主な働きとするものではなく、全身を養い、うるおすものとして整理します。
この選択肢は正しいです。
東洋医学では、血は体の組織を養うだけでなく、精神活動を安定して行うための基礎となるものと考えます。
血が十分にあれば、精神は安定しやすくなります。一方、血が不足すると、眠りにくい、夢が多い、不安になりやすい、集中しにくいなどの症状が現れることがあります。
これは誤りです。
腠理とは、皮膚のきめや汗の出入りに関係する部分です。腠理の開閉を調節し、汗の出方を整える働きは、衛気の作用です。
衛気は体の表面をめぐり、外からの病気の原因が入り込まないように守ったり、発汗を調節したりします。したがって、腠理の開閉は血の生理作用ではありません。
これは、本問で選ぶ記述ではありません。
関節をうるおし、動きをなめらかにする働きは、主に津液の作用として整理されます。津液は、体内の正常な水分であり、皮膚や粘膜、臓腑、関節などをうるおします。
なお、血にも筋肉や関節を養う働きはあります。しかし、関節運動を円滑にする働きとして代表的に対応するのは津液であり、血の生理作用として最も適切なのは「精神活動を支える。」です。
東洋医学における血には、全身を栄養し、うるおす働きと、精神活動を支える働きがあります。
それぞれの働きは、次のように整理しておくと判断しやすくなります。
臓腑を温めるのは、気の温煦作用です。
精神活動を支えるのは、血の作用です。
腠理の開閉を行うのは、衛気の作用です。
関節運動を円滑にするのは、津液の作用です。
気・血・津液は互いに関わり合っていますが、試験ではそれぞれの代表的な働きを区別して覚えることが大切です。
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02
答えは「精神活動を支える」です。
血は脈の中を循環する、豊富な栄養分を有する液体です。栄養と滋潤作用があります。
精神活動の源ともなります。
これは気の作用です。気によって産生された熱で全身を温めて、正常な生理機能を保っています。
これが正しいです。
血の滋養不足になると精神、意識に失調が起こります。
皮膚の収縮と弛緩のことで、これは衛気の作用になります。
汗を正常に分泌するように働き、体温を一定に維持しています。
これは津液の作用になります。津液のうち、ねばねばして流動性の低い性質のある液は、関節や臓腑、脳などに対し、滋潤や潤滑の役割があります。関節の動きを滑らかにしています。
精、気、血、津液それぞれの物質の生理作用は重要です。
生理物質の相互作用も含め、復習しておきましょう。
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