あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問58 (臨床医学 問22)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問58(臨床医学 問22) (訂正依頼・報告はこちら)
- 横手根靱帯の肥厚
- 小指のしびれ
- ファレンテスト陽性
- 母指球筋の萎縮
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この過去問の解説 (2件)
01
答えは「小指のしびれ」です。
肘部管症候群とは、肘部管内で尺骨神経が絞扼されることで生じる絞扼性神経障害です。
オズボーン靭帯による圧迫、骨折後の変形に伴う圧迫、肘のオーバーユースなどが原因です。
横手根靭帯は手関節の屈筋支帯のことを指し、手根管の構成に関与します。
この靭帯が肥厚することで正中神経が圧迫され、手根管症候群を引き起こします。
尺骨神経が圧迫されることで、肘や手の尺側側にしびれや感覚障害といった症状が生じます。
肘部管症候群の場合は、尺骨神経圧迫部を叩打することで、チネル様徴候も確認されます。
ファレンテストとは、手関節を最大掌屈させた状態で約1分保持させる徒手検査です。
その際、正中神経領域の指や手掌に疼痛やしびれの増悪がみられると陽性です。
陽性の場合、手根管症候群が疑われます。
母指球筋は正中神経支配です。
主に手根管症候群、正中神経麻痺、ALSでみられる症状です。
小指のしびれがみられるとき、胸郭出口症候群、肘部管症候群、ギヨン管症候群、その他尺骨神経の障害が疑われます。
本症例は肘部管症候群であり、検査ではチネル様徴候やフローマン徴候が陽性となり、鷲手も生じることがあります。
肘部管症候群の原因として、上腕骨外側顆骨折による変形、職業病、オーバーユースなど様々です。
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02
正しい選択肢は、【小指のしびれ】です。
肘部管症候群は、肘の内側にある肘部管で、【尺骨神経】が圧迫されることによって起こります。尺骨神経は小指や薬指の小指側の感覚に関係しているため、肘部管症候群では小指のしびれが特徴的にみられます。症状が進むと、手の筋肉がやせたり、小指や薬指が変形したりすることもあります。
誤りです。
横手根靱帯は、手首にある手根管をつくる組織です。手根管の中で【正中神経】が圧迫される病気を、手根管症候群といいます。
一方、肘部管症候群は、肘の内側で【尺骨神経】が圧迫される病気です。障害が起こる場所と関係する神経が異なるため、横手根靱帯に関する記述は肘部管症候群の特徴ではありません。
これは適切な記述です。
肘部管症候群では、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されます。尺骨神経は、小指と薬指の小指側の感覚を伝える働きがあるため、初期には【小指や薬指の一部にしびれ】がみられます。
そのため、小指のしびれは、肘部管症候群を考えるうえで重要な症状です。
誤りです。
ファレンテストは、手首を曲げた状態を保ち、指のしびれや痛みが強くなるかを確認する検査です。この検査は、手首で正中神経が圧迫される【手根管症候群】の診断に用いられます。
肘部管症候群では、肘の内側をたたいたり圧迫したりしたときに、小指側へしびれが広がるかどうかなどを確認します。したがって、ファレンテスト陽性は肘部管症候群の代表的な所見ではありません。
誤りです。
母指球筋は、親指の付け根にあるふくらみをつくる筋肉です。母指球筋の萎縮は、主に正中神経が圧迫される【手根管症候群】でみられる所見です。
肘部管症候群で麻痺が進行した場合には、手の筋肉がやせることがありますが、特に小指側の筋肉や手の甲の筋肉の萎縮、小指と薬指の変形が問題になります。
肘部管症候群は、【肘で尺骨神経が圧迫される病気】です。そのため、【小指や薬指の小指側のしびれ】が特徴となります。
一方、手根管症候群は、【手首で正中神経が圧迫される病気】です。ファレンテスト陽性や母指球筋の萎縮は、手根管症候群に関係する所見として整理しておきましょう。
この問題では、【小指のしびれは肘部管症候群、ファレンテスト陽性や母指球筋の萎縮は手根管症候群】と区別することが大切です。
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