あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問57 (臨床医学 問21)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問57(臨床医学 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
- 脳梗塞の原因となる。
- 血管の弾性は亢進する。
- HDLコレステロールはアテローム形成を促進する。
- アテローム形成の評価は腹部大動脈で行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
答えは「脳梗塞の原因となる。」です。
動脈硬化症とは、動脈壁が厚くなり、硬くなることで弾力性を失い、機能が低下した状態を指します。
最も多いのが、粥状硬化であり、病理学的にも重要です。
粥状硬化(アテローム性動脈硬化)とは、血管内膜に脂質(LDL)や平滑筋細胞などの沈着物が集まり、アテローム性プラークを形成することを言います。
徐々にプラークの肥厚により血管内腔の狭窄がみられるようになります。
脳梗塞とは、粥状硬化により脳動脈の狭窄や閉塞が引き起こされ、狭窄部に血栓が詰まることで脳虚血が生じ、脳組織が壊死する疾患です。
中高年で動脈硬化、そのリスク因子(高血圧、脂質異常症など)を有する人に好発します。
動脈硬化では血管の弾力性が低下します。
HDLコレステロールは、血管壁に蓄積した余分なLDLコレステロールを運搬する役割があります。
アテローム形成に関与するのはLDLコレステロールです。
アテローム形成の評価は、頸部超音波検査で実施します。内頚動脈に沈着しているプラークの厚さで粥状硬化の進行度を評価することができます。
動脈硬化は、動脈壁に脂質などの代謝産物の沈着により、血管内膜の硬化、弾力性や柔軟性の低下がみられる状態を指します。
この状態が続くと、虚血性心疾患や脳血管障害の原因となります。
動脈硬化の原因となるLDLコレステロールは肝臓で作られたコレステロールを運搬する役割があり、HDLコレステロールは血管壁に蓄積したLDLコレステロールを回収する役割があります。LDLの増加、もしくはHDLが減少することで動脈硬化のリスクが増大します。
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02
最も適切なのは、「脳梗塞の原因となる。」です。
動脈硬化症は、動脈の壁が厚く硬くなり、血管の弾力性が失われる状態です。血管の内側にアテロームという脂肪などのかたまりができると、血管が狭くなったり、血栓ができて詰まったりします。脳の血管が詰まると、脳梗塞を起こす原因となります。
この選択肢は正しいです。
動脈硬化が進むと、血管の内側にアテロームができ、血液の通り道が狭くなります。さらに、その部分に血栓ができて脳の血管が詰まると、脳梗塞を起こします。
特に、アテロームが関係して起こる脳梗塞は、アテローム血栓性脳梗塞と呼ばれます。
これは誤りです。
動脈硬化になると、血管はしなやかさを失い、硬くなります。したがって、血管の弾性は高まるのではなく、低下します。
血管が硬くなると、血液をなめらかに送る働きが弱くなり、心臓や脳の病気につながりやすくなります。
これは誤りです。
HDLコレステロールは、血管壁などにたまった余分なコレステロールを肝臓へ運ぶ働きがあります。そのため、一般に善玉コレステロールと呼ばれ、アテローム形成を促進するものではありません。
一方、LDLコレステロールが多くなりすぎると、血管壁にコレステロールがたまりやすくなり、動脈硬化の進行に関係します。
これは誤りです。
アテロームによる動脈硬化の評価には、頸動脈超音波検査がよく用いられます。首にある頸動脈を超音波で調べることで、血管の壁の厚さや、プラークと呼ばれるアテローム性の病変の有無を確認できます。
腹部大動脈にも動脈硬化が起こることはありますが、アテローム形成の代表的な評価部位として選ぶものではありません。
動脈硬化症では、血管が硬くなって弾力性が失われ、血管の内側にアテロームができることがあります。その結果、血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
また、コレステロールについては、LDLコレステロールは動脈硬化を進める方向に働き、HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収する方向に働くと整理しておくと分かりやすいです。
アテローム性の動脈硬化を調べる代表的な検査として、頸動脈超音波検査もあわせて覚えておきましょう。
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