あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問56 (臨床医学 問20)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問56(臨床医学 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
- 冷え対策を行う。
- 尿意を感じたらすぐに排尿するトレーニングを行う。
- 就寝前に十分な水分を補給する。
- 抗うつ薬を投与する。
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この過去問の解説 (2件)
01
答えは、「冷え対策を行う。」です。
赤ちゃんの時にみられるおねしょは、成長過程で減少し、小学生ごろには自然に消失しますが、排尿反射抑制機構が完成する4歳ごろになっても夜間のおねしょが続くことを夜尿症と呼びます。
夜尿症と冷えは関連しており、冷えると体温を維持するために血管が収縮し、腎臓のろ過効率が低下して、結果として体内に水分が蓄積されます。
夜間に蓄積された水分が尿として排出されるため、夜尿症につながるとされます。
夜間睡眠中の冷えを対策することが、夜尿症への予防として重要となります。
機能的膀胱容量を増やすことを目的に、昼間は十分に飲水して排尿量を多くして、昼間の排尿を極力我慢させることを行う場合があります。
排尿習慣行動として、夕食時以降の飲水の制限や、積極的に就寝前に排尿を済ましておくことが重要とされています。
夜尿症に対して薬剤を使用する場合は、まず第一に生活指導が十分行えることが重要となります。
薬物療法が第一選択ではありません。
また、夜間尿症に対する薬物療法として用いられるのが、抗利尿ホルモン剤(デスモプレシン)や三環系抗うつ剤、抗コリン剤があげられますが、生活指導なしに薬剤のみで一時的な緩和があっても治癒することなく、重篤な副作用が生じるリスクもあります。
小児夜尿症は冬に気温が低下すると増悪するとされます。
夜間睡眠中の冷えを対策することが重要であり、就寝前の入浴、部屋の暖房等で工夫する必要があります。
膀胱容量を増すために昼間の排尿を我慢するなどのトレーニングや夜間の飲水の制限といった生活指導を行い、生活指導で症状の緩和が不十分の場合に薬物療法も用いられます。
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02
正しい選択肢は、「冷え対策を行う。」です。
小児夜尿症は、夜眠っている間に尿を出してしまう状態です。対応では、夜に作られる尿の量を増やさないことや、膀胱に尿をためやすくすることが大切です。
生活上の対応として、夕方以降の水分を控えること、寝る前に排尿すること、睡眠中に体を冷やさないことなどが行われます。冷えると夜尿が悪化することがあるため、冷え対策は適切です。
これは適切な記述です。
夜尿症は、寒い時期に悪化しやすいとされています。睡眠中に体が冷えると、夜尿が起こりやすくなることがあるため、就寝前に入浴する、寝具や寝間着を調整する、部屋が冷えすぎないようにするなどの対応が役立ちます。
ただし、湯たんぽなどで熱くしすぎると、子どもが布団をはいでしまうこともあるため、無理のない方法で温かくすることが大切です。
誤りです。
夜尿症への対応では、尿意を感じるたびにすぐ排尿することを基本の訓練とするわけではありません。
夜尿症では、必要に応じて、膀胱にある程度の尿をためられるようにする訓練や、昼間の尿失禁などがある場合に決まった時間に排尿する指導が行われます。また、就寝前には排尿してから眠ることが大切です。
したがって、「尿意を感じたらすぐに排尿するトレーニングを行う」という説明は、夜尿症への基本的な対応としては適切ではありません。
誤りです。
就寝前に水分を多くとると、眠っている間に作られる尿の量が増え、夜尿が起こりやすくなります。
夜尿症への対応では、朝から昼間に必要な水分をとり、夕方以降や就寝前の水分は控えめにすることが基本です。また、眠る前にトイレへ行き、膀胱を空にしておくことも大切です。
誤りです。
夜尿症の治療では、まず生活指導を行い、改善が十分でない場合には、デスモプレシンという薬やアラーム療法が主な治療として用いられます。
三環系抗うつ薬が夜尿症に用いられることはありますが、デスモプレシンやアラーム療法などで十分な効果が得られない場合に検討される治療です。また、副作用にも注意が必要です。
そのため、一般的な初期対応として「抗うつ薬を投与する」とするのは、最も適切な説明ではありません。
小児夜尿症への生活上の対応では、体を冷やさないこと、夕方以降の水分を控えること、就寝前に排尿することが大切です。
治療が必要な場合には、生活指導に加えて、デスモプレシンやアラーム療法が行われます。抗うつ薬は、はじめから用いる治療ではなく、ほかの治療で改善しにくい場合に検討されます。
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