あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問49 (臨床医学 問13)
問題文
中心部の視野欠損が早期から出現する疾患はどれか。
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あん摩マッサージ指圧師
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この過去問の解説 (3件)
01
中心部の視野欠損が早期から出現する疾患は、加齢黄斑変性症です。
ものを見るときに中心をはっきり見る働きをしている部分を、黄斑といいます。加齢黄斑変性症は、この黄斑に障害が起こる病気です。そのため、早い段階から中心がゆがんで見える、真ん中が見えにくいといった症状が出やすくなります。日本眼科学会の解説でも、加齢黄斑変性では中心部のゆがみや中心暗点がみられるとされています。
飛蚊症は、目の前に黒い点や糸くず、虫のようなものが飛んでいるように見える症状です。
主に目の中の硝子体の濁りなどによって起こります。見えるものが動いているように感じることはありますが、中心部の視野が早くから欠ける病気ではありません。
そのため、この選択肢は適切ではありません。
緑内障は、視神経が障害され、少しずつ視野が欠けていく病気です。
ただし、初期には自分で視野の欠けに気づきにくいことが多いです。日本眼科医会の解説でも、緑内障の初期では視野欠損を自覚しにくいとされています。
中心部の視野欠損が早期から出る病気としては、加齢黄斑変性症の方が適切です。
白内障は、目の中のレンズである水晶体が濁る病気です。
進行すると、視力低下、ものがかすむ、まぶしく感じる、だぶって見えるなどの症状が出ます。日本眼科学会の解説でも、白内障は水晶体が濁ることで視機能が低下する病気とされています。
視界全体がかすむような見え方が中心で、中心部だけの視野欠損が早期から出る病気ではありません。
加齢黄斑変性症は、中心部の視野欠損が早期から出現しやすい疾患です。
黄斑は、文字を読む、顔を見る、細かいものを見るなど、視野の中心をはっきり見るために大切な部分です。ここに異常が起こると、中心がゆがむ、中心が暗く見える、見たいところが見えにくいといった症状が出ます。日本眼科学会の解説でも、黄斑部の網膜が障害されると、真ん中が見えなくなる中心暗点や視力低下が起こるとされています。
そのため、この選択肢が適切です。
覚えておくポイントは、中心部を見る働きは黄斑が担当しているということです。
加齢黄斑変性症は、その黄斑に障害が起こる病気です。そのため、早期から中心が見えにくい、中心がゆがむ、見たいところが暗くなるといった症状が出やすくなります。
一方、飛蚊症は黒い点や糸くずのようなものが見える症状、緑内障は視野が少しずつ欠ける病気、白内障は水晶体が濁って視界がかすむ病気です。
この問題では、「中心部の視野欠損が早期から出現する」という点に注目して、加齢黄斑変性症を選びます。
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02
答えは「加齢黄斑変性症」です。
中心部の視野は黄斑部が関与しています。
飛蚊症とは、蚊やゴミのような黒い点が目の前に見える症状のことです。
目を動かすときに、黒い点も合わせて動くのが特徴的で、視野欠損などの症状は特にありません。
加齢に伴って生じることも多く、問題がないことも多いですが、網膜出血や網膜剥離の徴候となる場合もあります。
緑内障は眼圧が亢進して視神経が障害されることで、視野障害が進行する疾患です。
視神経円板(視神経乳頭)の耳下端と耳上端から入る軸索が障害されることで、弓状暗点と呼ばれる視野下部の欠損が認められます。
さらに進行すると失明に至ります。
白内障は、水晶体が何らかの原因で混濁して、視力が低下する疾患です。
加齢に伴って発症し、徐々に視力障害が進行し、特に眩しく感じるのが特徴です。
加齢黄斑変性症は、高齢者で徐々に進行する両眼性の中心視力低下や視野欠損をきたす疾患です。
脈絡膜由来の新生血管が、網膜色素上皮あるいは網膜下腔で増殖して黄斑変性が生じます。
新生血管からの漏出や出血などにより、網膜が膨隆することで、見え方の歪みや中心暗点、視力低下がみられるようになります。
視神経が網膜から出る部分である視神経円板(視神経乳頭)の外側部には、黄斑と呼ばれます。
黄斑の中心部は中心窩と呼ばれ、網膜の中で視覚感受性が最も高く、錐体細胞が多く集まっており、視力も高いです。
中心部の視野欠損は、この黄斑の障害で認められます。
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03
網膜の中心にある黄斑が加齢によりダメージを受けると見たい部分が歪んだり暗くなったりします。患者が文字を読みにくそうにしたり、人の顔を識別しづらそうにします。進行すると視力が低下することがあります。
誤りの解答です。
目の前に蚊やゴミが飛んでいるように見える症状です。視野の一部が欠損する疾患ではありません。
誤りの解答です。
眼圧の上昇により視神経が障害され、視野が狭くなる疾患です。周辺部から徐々に視野が欠けていきます。
誤りの解答です。
加齢によりレンズの役割の水晶体が濁り、光が通りにくくなる疾患です。目がかすむ、眩しく感じる、視力が低下する症状があります。
正しい解答です。
視界の中心を担う網膜の黄斑がダメージを受ける疾患です。見たい場所の真ん中が見えなくなったり、歪んだりします。
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