あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問46 (臨床医学 問10)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問46(臨床医学 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

障害によって深部反射が亢進するのはどれか。
  • 錐体路
  • 感覚神経線維
  • 交感神経線維
  • 脊髄運動ニューロン

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この過去問の解説 (1件)

01

「錐体路」が正しい選択肢です。

深部反射は、膝蓋腱反射やアキレス腱反射のように、筋や腱をたたいたときに起こる反射です。深部反射は、脊髄だけでなく、脳からの調節も受けています。脳から運動の命令を伝える【錐体路】が障害されると、反射をおさえる働きが弱くなり、深部反射が強く出やすくなります。

選択肢1. 錐体路

これは正しい記述です。

錐体路は、脳から脊髄へ運動の命令を伝える大切な通り道です。錐体路には、反射が強くなりすぎないように調節する働きもあります。

そのため、錐体路が障害されると、反射をおさえる力が弱くなり、深部反射が【亢進】します。

また、錐体路障害では、筋肉がつっぱる痙性麻痺や、バビンスキー反射などの病的反射がみられることがあります。

選択肢2. 感覚神経線維

これは誤りです。

感覚神経線維は、体で感じた刺激を脊髄や脳へ伝える神経です。深部反射にも関係しますが、感覚神経線維が障害されると、反射に必要な情報がうまく伝わらなくなります。

そのため、深部反射は強くなるのではなく、低下または消失しやすくなります。

選択肢3. 交感神経線維

これは誤りです。

交感神経線維は、自律神経の一つです。心拍数を上げる、血管を収縮させる、汗を出すなど、体を活動しやすい状態にする働きがあります。

深部反射の強さを直接大きく左右する神経ではありません。そのため、交感神経線維の障害によって深部反射が亢進する、という説明は適切ではありません。

選択肢4. 脊髄運動ニューロン

これは誤りです。

脊髄運動ニューロンは、脊髄から筋肉へ運動の命令を伝える神経です。反射の最終的な出口にあたります。

ここが障害されると、筋肉へ命令が届きにくくなるため、深部反射は亢進するのではなく、低下または消失しやすくなります。

まとめ

覚えておくポイントは、【錐体路障害では深部反射が亢進する】ということです。

一方で、感覚神経線維や脊髄運動ニューロンの障害では、反射の通り道そのものがうまく働かなくなるため、深部反射は低下または消失しやすくなります。

深部反射の問題では、【上位運動ニューロン障害では亢進】、【下位運動ニューロン障害では低下】と整理しておくと判断しやすいです。

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