あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問39 (臨床医学 問3)
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問39(臨床医学 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 化膿性胆管炎
- 潰瘍性大腸炎
- 急性虫垂炎
- 急性胃潰瘍
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この過去問の解説 (3件)
01
左下腹部痛をきたす疾患として最も適切なのは、潰瘍性大腸炎です。
左下腹部には、大腸のうち下行結腸やS状結腸などがあります。潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症や潰瘍が起こる病気で、腹痛や下痢、血便などがみられます。特に大腸の下の方に炎症があると、左下腹部痛が起こりやすくなります。
化膿性胆管炎は、胆汁の通り道である胆管に細菌感染が起こる病気です。
胆管は右上腹部にある肝臓や胆のうの近くに関係します。そのため、痛みは主に右上腹部に出やすいです。
左下腹部痛をきたす疾患としては、最も適切ではありません。
潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起こる病気です。
大腸の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりすることで、腹痛、下痢、血便などが起こります。炎症は直腸から始まり、大腸へ広がることが多いため、左下腹部に痛みが出ることがあります。
そのため、この選択肢が適切です。
急性虫垂炎は、虫垂に炎症が起こる病気です。
はじめはみぞおちやへその周りが痛くなり、その後、右下腹部に痛みが移ることが多いです。いわゆる「盲腸」と呼ばれる病気です。
左下腹部痛をきたす疾患としては、最も適切ではありません。
急性胃潰瘍は、胃の粘膜が傷ついて潰瘍ができる病気です。
胃は主に上腹部にあるため、痛みはみぞおちのあたりに出やすいです。左下腹部の痛みを起こす代表的な疾患ではありません。
そのため、この選択肢は適切ではありません。
覚えておくポイントは、左下腹部痛は大腸の病気を考えるということです。
潰瘍性大腸炎は大腸に炎症が起こる病気で、下痢や血便、腹痛がみられます。大腸の下の方に炎症があると、左下腹部に痛みが出やすくなります。
一方、化膿性胆管炎は右上腹部、急性虫垂炎は右下腹部、急性胃潰瘍はみぞおちの痛みが中心です。この問題では、左下腹部痛に注目して、潰瘍性大腸炎を選びます。
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02
答えは「潰瘍性大腸炎」です。
腹痛の場所によって、原因疾患をある程度推定することが可能です。
胆管炎では右上腹部痛をきたします。
潰瘍性大腸炎では左下腹部痛をきたしますので、これが答えです。
急性虫垂炎では心窩部痛をきたします。
急性胃潰瘍では左上腹部痛をきたします。
腹痛の部位と主な消化器疾患として以下のものが挙げられます。
右季肋部〜右上腹部痛:胆石症、胆嚢炎。胆管炎
心窩部痛:急性胃粘膜病変
左季肋部〜左上腹部痛:特発性食道破裂
右腸骨部〜右下腹部痛:急性虫垂炎
左腸骨部〜左下腹部痛:虚血性大腸炎
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03
左下腹部には水分を吸収しながら便を直腸へと運ぶ下行結腸やS状結腸があります。左下腹部痛をきたす疾患として、選択肢の中で最も適切なのは潰瘍性大腸炎です。
誤りの解答です。
肝臓で作られる胆汁の通り道の胆管に感染して炎症が起きる疾患です。胆管は体の右上にあるため、右上腹部痛や高熱、黄疸がみられます。
正しい解答です。
大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる難病です。病変は直腸から始まり、連続的に口側へ広がる特徴があります。左下腹部痛や粘血便がみられます。
誤りの解答です。
盲腸の端にある虫垂が炎症を起こす疾患です。初期はみぞおち辺りが痛むことが多いですが、時間が経つにつれて虫垂が位置する右下腹部へと痛みが移動します。
誤りの解答です。
胃は体の上部からやや左側に位置しているため、痛みは主にみぞおち(心窩部)から上腹部にみられます。
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