あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問33 (基礎医学 問19)
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左心不全で、最も初期にうっ血が生じる臓器はどれか。
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あん摩マッサージ指圧師
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この過去問の解説 (3件)
01
左心不全で、最も初期にうっ血が生じる臓器は、肺です。
左心不全とは、左心室の働きが弱くなり、肺から戻ってきた血液を全身へ十分に送り出せなくなる状態です。すると、血液が左心房から肺の血管へたまりやすくなります。そのため、左心不全ではまず肺にうっ血が起こります。
肺は、左心不全で最も初期にうっ血が生じる臓器です。
肺で酸素を取り込んだ血液は、左心房、左心室へ送られます。しかし、左心室の力が弱くなると、血液を全身へ押し出しにくくなります。その結果、血液が肺の血管にたまり、肺うっ血が起こります。
肺うっ血が進むと、息切れ、呼吸困難、咳、痰などがみられることがあります。
そのため、この選択肢が適切です。
肝臓のうっ血は、主に右心不全で起こりやすいです。
右心不全では、全身から心臓へ戻る血液が流れにくくなります。そのため、全身の静脈に血液がたまり、肝臓にも血液がたまりやすくなります。
左心不全で最も初期にうっ血が生じる臓器ではないため、この選択肢は適切ではありません。
脾臓は、血液の成分を処理したり、免疫に関わったりする臓器です。
脾臓のうっ血は、門脈圧が高くなる病気や、全身の静脈の流れが悪くなる状態などでみられることがあります。しかし、左心不全で最も初期にうっ血が生じる臓器ではありません。
そのため、この選択肢は適切ではありません。
腎臓は、血液をろ過して尿を作る臓器です。
心不全が進むと、腎臓に流れる血液が減り、尿の量が少なくなることがあります。ただし、左心不全で最も初期にうっ血が生じる臓器ではありません。
そのため、この選択肢は適切ではありません。
覚えておくポイントは、左心不全では肺にうっ血が起こるということです。
左心室は、肺から戻ってきた血液を全身へ送り出す役割があります。この働きが弱くなると、血液が肺のほうにたまり、肺うっ血が起こります。
一方、右心不全では全身から戻る血液がたまりやすくなるため、肝臓のうっ血や足のむくみなどが起こりやすくなります。左心不全は肺、右心不全は全身の静脈や肝臓と整理して覚えると分かりやすいです。
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02
答えは「肺」です。
左心不全は左心拍出量の低下と肺うっ血をきたします。
これが答えです。左心の機能が低下すると、左心拍出量が低下し左房圧が上がり肺静脈圧が上がり肺うっ血となります。
初期にうっ血する臓器として肝臓は適切ではありません。
初期にうっ血する臓器として脾臓は適切ではありません。
初期にうっ血する臓器として腎臓は適切ではありません。
右心不全では右心拍出量の低下と体うっ血をきたします。また、左心不全に続いて右心不全が起こることも多いとされています。
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03
左心不全では肺に血液が溜まり、息切れや咳などの呼吸器系の症状が現れます。左心室は、肺から戻ってきた血液を全身に送り出すポンプです。このポンプ機能が落ちると血液が押し出せず、左心房の後ろにある肺に血液が渋滞します。
正しい解答です。
左心室のポンプ機能が落ちると、後ろにある肺静脈や肺の毛細血管に血液が渋滞します。これが左心不全で早く起こる肺うっ血です。血液中の水分が肺胞に染み出すと、息苦しさやピンク色の泡状の痰が出る原因になります。
誤りの解答です。
全身の静脈血を受け取る右心房・右心室のポンプ機能が落ちる右心不全の時に起こる臓器です。下大静脈を通じてつながっているため、右心不全が起きると肝臓が血液で腫れ、お腹の張りや痛みを引き起こします。
誤りの解答です。
肝臓と同じく、右心不全の時に血液の渋滞で、脾臓にうっ血が起こります。胃や腸、脾臓からの血液は門脈を通って肝臓に集まります。右心不全で肝臓がうっ血すると、その手前にある脾臓も血液が逃げ場を失って腫れます。
誤りの解答です。
心臓のポンプ機能が落ちて全身の血流が悪くなると、腎臓に流れる血液の量も減ります。右心不全による静脈の渋滞が腎臓まで及ぶと腎うっ血が起きます。どちらの場合でも腎臓の働きが低下し、尿の量が減って体に水分が溜まりやすくなります。
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