あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問32 (基礎医学 問18)
問題文
付箋
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問32(基礎医学 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
- メラニン
- リポフスチン
- ヘモジデリン
- ビリルビン
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (3件)
01
答えは「リポフスチン」です。
色素には、メラニンやリポフスチンなどの自所性色素と、ヘモジデリン、胆汁色素などの血色素由来色素などの体内色素があります。また、体外色素には炭粉などがあります。
メラニンは表皮や外陰部、毛髪、網膜、中枢神経などに生理的に分布しています。メラニン色素の先天的な欠乏は髪や皮膚を白くし、視力障害、精神遅滞を起こします。メラニン色素の増加では母斑や蒙古斑が出現します。悪性化したものは悪性黒色腫(メラノーマ)となります。
これが答えです。
リポフスチンは臓器が萎縮する時にみられる、脂肪と蛋白質からなる黄褐色顆粒です。肝、心、副腎皮質などでみられます。悪性腫瘍や慢性疾患で増殖します。
ヘモジデリンは、赤血球の破壊後にできます。悪性腫瘍やマラリア、大量の赤血球の崩壊で大量の色素が肝や脾、骨髄などに沈着するものを血鉄症といいます、
ビリルビンは胆嚢に貯蔵されるヘモグロビン由来の色素です。多量になると黄疸となります。
細胞の縮小による臓器萎縮は、老化や飢餓、非活動状態などでみられます。細胞代謝が臓器成分の合成よりも分解に傾いています。この場合、臓器は肉眼的に褐色に見え、リポフスチンが溜まっています。これが褐色萎縮という状態です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
細胞が加齢や栄養不足で萎縮すると細胞内の不要になった成分を分解しきれず残骸がリポフスチンという黄褐色の色素になります。心臓や肝臓に貯まると、臓器が茶色に見え、褐色萎縮と呼ばれます。細胞のゴミ箱のようなイメージです。
誤りの解答です。
紫外線から皮膚を守るためにメラノサイト(色素細胞)で作られる黒〜褐色の色素です。日焼けによるシミや、髪の毛の黒い色の原因になります。萎縮と関係なく、私たちの体を守るための正常なバリア機能として日常的に作られています。
正しい解答です。
老化色素とも呼ばれる黄褐色の色素です。細胞が古くなったり、栄養不足で萎縮した時、処理しきれなかった脂質やタンパク質のゴミが細胞内に蓄積します。加齢に伴って心筋や幹細胞、神経細胞などに現れるのが特徴です。
誤りの解答です。
ヘモグロビンが壊れた時にできる黄褐色の色素です。局所の出血や、全身に鉄が過剰にたまる病気で組織に沈着します。身近な例では、ぶつけた後にできる青あざが治る過程で黄色くなるのがこの色素です。
誤りの解答です。
役目を終えた赤血球が壊される時、ヘモグロビンが分解されてできる黄色の色素です。肝臓で処理されて便や尿に排出されます。肝臓の機能が落ちたり胆管が詰まると血液中にあふれ、皮膚や白目が黄色くなる黄疸を引き起こします。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
「リポフスチン」が正しい選択肢です。
褐色萎縮とは、年をとったり、栄養状態が悪くなったりして、細胞や臓器が小さくなり、茶色っぽく見える状態です。この茶色っぽい色の原因になる色素が【リポフスチン】です。
これは誤りです。
メラニンは、皮膚や髪の色に関係する色素です。日焼けで皮膚が黒くなるときにも関係します。
褐色萎縮で細胞内にたまる色素ではありません。
これは正しい記述です。
リポフスチンは、細胞の中で古くなった成分が分解されきれずに残ったものです。老化や栄養不足などで細胞の働きが弱くなると、細胞内に少しずつたまりやすくなります。
このリポフスチンがたまることで、臓器が茶色っぽく見えるため、【褐色萎縮】と呼ばれます。特に心臓や肝臓などでみられることがあります。
これは誤りです。
ヘモジデリンは、鉄を含む色素です。赤血球が壊れたあとにできる成分がもとになります。
出血があった場所や、体内に鉄が多くたまった場合などにみられます。褐色萎縮でたまる主な色素ではありません。
これは誤りです。
ビリルビンは、赤血球が壊れたあとにできる黄色っぽい色素です。血液中に多くなると、皮膚や白目が黄色くなる【黄疸】に関係します。
褐色萎縮で細胞内にたまる色素ではありません。
覚えておくポイントは、【褐色萎縮ではリポフスチンが細胞内に蓄積する】ということです。
メラニンは皮膚や髪の色、ヘモジデリンは鉄、ビリルビンは黄疸と関係します。褐色萎縮という言葉が出たら、老化や消耗により細胞内にリポフスチンがたまる状態、と整理して覚えるとよいです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問31)へ
第34回(2026年) 問題一覧
次の問題(問33)へ