あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回（2025年）
問83 (午後 問3)

「夏」は、五季のひとつで、

火に属していますので、

湿と同じ属性ではないといえます。

「腥」は、五香(五臭)のひとつで、

金に属していますので、

湿と同じ属性ではないといえます。

「口」は、五官のひとつで、

土に属しており、

湿と同じ属性ですので、

これが正答であると考えられます。

「髪」は、五華のひとつで、

水に属していますので、

湿と同じ属性ではないといえます。

夏は五行色体の五時にあたり、火「心」として分類されています。

よって✕です。

腥とは五臭にあたり、臓器を臭いで表現して分類したものです。

腥は肺の生臭さを表したものであり、✕です。

口は五行色体の中の五官、感覚器官を指します。

土「脾」に分類され、〇です。

髪は五華という分類で分けられ、五臓に問題が現れると体表にある髪や爪などに

変化が現れるとされています。

髪は水「腎」に分類されるため✕です。

夏は五行の火に属し、対応する病邪は「暑」です。

湿（土）の範疇ではありません。

腥（生臭い味）は五味の中には含まれず、五行対応にも登場しません。

土の属性とは無関係です。

口は脾胃（土）と関係し、飲食物の受け口として運化機能を反映します。

湿と同じ属性に置かれます。

髪は腎（水）の華とされ、水に対応します。

土（湿）とは異なる属性です。