あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問60 (午前 問60)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問60(午前 問60) (訂正依頼・報告はこちら)

急性膀胱炎の病原体として頻度が最も高いのはどれか。
  • カンジダ属
  • 大腸菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • 単純ヘルペスウイルス

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この過去問の解説 (3件)

01

急性膀胱炎は、尿道から細菌が侵入し、

膀胱内で感染して生じます。

選択肢1. カンジダ属

カンジダ属は、真菌に分類され、

膀胱炎の原因となることがあります。

 

これは常在菌であり、

膀胱炎を発症するのは、

免疫力が低下した場合などとなるため、

頻度は高くないと考えられます。

選択肢2. 大腸菌

大腸菌は、腸内細菌のひとつです。

 

急性膀胱炎の原因として

最も多いといわれていますので、

これが正答であると考えられます。

 

選択肢3. 黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は、常在菌のひとつです。

 

急性膀胱炎の原因としては、

大腸菌に次いで多いと言われています。

選択肢4. 単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルスは、

口唇や下半身などに小水疱を生じる

単純ヘルペスウイルス感染症の

原因となるウイルスです。

 

尿道に感染すると、排尿時痛など、

膀胱炎と類似した症状が

みられることがあります。

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02

急性膀胱炎とは

細菌が尿道を通って感染し、膀胱炎となったものです。

男性に比べ尿道が短く、細菌が流入しやすい状態にあるため女性の罹患率がとても高い病気です。

選択肢1. カンジダ属

カンジダは織物の増加や激しいかゆみなどを発症します。

よって✕です。

選択肢2. 大腸菌

急性膀胱炎のほとんどが大腸菌による感染だと言われています。

よって〇です。

選択肢3. 黄色ブドウ球菌

急性膀胱炎で多いのが

腐食ブドウ球菌と言われます。

よって✕です。

選択肢4. 単純ヘルペスウイルス

ヘルペスウイルスは尿道炎(尿路感染症)を引き起こします。

間接的に膀胱炎になる可能性はありますが

直接的な原因とはいえないので✕です。

まとめ

急性膀胱炎の症状として

血尿や濁った尿、排尿終盤の焼けるような痛みなどがあります。

特に女性は生涯罹患率が高いので、清潔に保つことが重要となります。

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03

大腸菌 が急性膀胱炎で一番よく見つかる菌です。

腸内に普通にいる菌で、尿道口から膀胱へ入り込みやすいため女性を中心に多くの患者さんが発症します。

選択肢1. カンジダ属

カビ(真菌)の一種で、糖尿病や長期抗菌薬使用など特殊な条件下で尿路感染を起こしますが、頻度は高くありません。

選択肢2. 大腸菌

排便時に尿道口の近くへ付着し、そのまま膀胱へ上がります。

急性膀胱炎の原因の 7〜8割 を占める代表的な病原体です。

選択肢3. 黄色ブドウ球菌

皮膚にいる菌で、血液感染やカテーテル留置などがあると膀胱に達することがあります。

ただし日常的な急性膀胱炎の原因としては少数派です。

選択肢4. 単純ヘルペスウイルス

主に口唇や外陰部の水ぶくれを起こすウイルスで、膀胱炎の原因にはなりません。

まとめ

急性膀胱炎は多くの場合、腸内常在菌の 大腸菌が尿道から侵入して発生します。

ほかの真菌やウイルスは特殊な状況でのみ原因となるため、

一般的な頻度では大腸菌が圧倒的に多いことを覚えておくと診断の手がかりになります。

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