あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問59 (午前 問59)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問59(午前 問59) (訂正依頼・報告はこちら)

甲状腺機能低下症の症状はどれか。
  • 頻脈
  • 手指振戦
  • 動作緩慢
  • 色素沈着

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この過去問の解説 (3件)

01

甲状腺機能低下症では

甲状腺ホルモンが不足してしまいます。

症状としては

頸部前面の腫れ、皮膚やのどの乾燥、倦怠感、むくみ、動作や発言が遅くなる、体重の増加などがあげられます。

選択肢1. 頻脈

甲状腺機能低下症では徐脈となります。

よって✕です。

選択肢2. 手指振戦

甲状腺機能低下症では手指のこわばりを感じることがあります。

よって✕です。

選択肢3. 動作緩慢

上記に当てはまるので〇です。

選択肢4. 色素沈着

甲状腺の機能が亢進すると色素沈着が起こります。

よって✕です。

まとめ

甲状腺ホルモンの働きは主に3つあります。

・新陳代謝の向上(脂質・糖分に関連)

・交感神経を刺激

・成長を促す

つまりこれと逆の症状で機能が低下していると言えます。

ホルモンの働きや機能をしっかりと覚えておくことで正しい診察が可能となります。

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02

動作緩慢 が甲状腺機能低下症にみられる代表的な症状です。

体を動かすエネルギーが足りなくなり、動きや話し方がゆっくりになります。

選択肢1. 頻脈

脈が速くなるのは、むしろ甲状腺ホルモンが多すぎるときに起こります。

機能低下症では脈はゆっくりになりやすいです。

選択肢2. 手指振戦

手が細かく震える現象はホルモンが過剰な場合に多く、機能低下症ではほとんどみられません。

選択肢3. 動作緩慢

ホルモン不足で代謝が落ち、動きや反応が鈍くなるのが特徴です。

服を着替える、話す、といった日常動作も時間がかかります。

選択肢4. 色素沈着

皮膚が茶色っぽくなるのは副腎の病気(アジソン病など)に多い所見で、甲状腺機能低下症とは直接関係しません。

まとめ

甲状腺ホルモンが不足すると体の働きが全体にスローダウンし、動作がゆっくり・寒がり・むくみなどが起こります。

脈が速い、手が震えるといった興奮系の症状は、逆にホルモンが多すぎるときのサインなので区別して覚えておきましょう。

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03

甲状腺は頸部にあり、

代謝をつかさどる甲状腺ホルモンを、

分泌しています。

選択肢1. 頻脈

頻脈は、通常よりも心拍数が、

増えている状態です。

 

甲状腺の機能が亢進すると、

生じる症状のひとつですので、

甲状腺機能低下症の、

症状であるとはいえません。

選択肢2. 手指振戦

手指振戦は、自分の意思とは無関係に、

手指が震える状態です。

 

甲状腺の機能が亢進すると、

生じる症状のひとつですので、

甲状腺機能低下症の、

症状であるとはいえません。

選択肢3. 動作緩慢

甲状腺の機能が低下すると、

全身の代謝が低下し、

動作が緩慢となることがありますので、

これが正答であると考えられます。

選択肢4. 色素沈着

甲状腺の機能が亢進すると、

皮膚代謝にも影響を及ぼし、

色素沈着がみられることがあります。

 

これは甲状腺機能低下症の、

症状であるとはいえません。

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