あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問49 (午前 問49)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問49(午前 問49) (訂正依頼・報告はこちら)

うつ病の症状として最も適切なのはどれか。
  • 幻聴
  • 感情失禁
  • 予期不安
  • 興味の喪失

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「興味の喪失」です。

うつ病の基本症状は、「抑うつ気分」と「興味や喜びの喪失」で、どちらの症状もみられない場合は、典型的なうつ病とはしません。


 

選択肢1. 幻聴

感情失禁とは、感情のコントロールができず、少しの刺激で激しい感情(泣いたり、笑ったり、怒ったり)が出現することを言います。

脳血管障害や認知症でみられることが多いとされています。


 


 

選択肢2. 感情失禁

感情失禁とは、感情のコントロールができず、少しの刺激で激しい感情(泣いたり、笑ったり、怒ったり)が出現することを言います。

脳血管障害や認知症でみられることが多いとされています。


 

選択肢3. 予期不安

予期不安とは、「また発作が起きるかも」「発作が起きたら命に関わるのではないか」などの強い不安を指します。

パニック障害や不安障害にみられる症状で、発作を繰り返すうちに常に不安を感じる状態となります。


 

選択肢4. 興味の喪失

興味の喪失とは、以前は楽しんでいたことが楽しくない、世の中のことに関心が無くなるといった症状のことを指します。

うつ病の特徴的な症状の一つです。


 

まとめ

うつ病の症状として、抑うつ気分、興味・喜びの喪失、食欲の低下、不眠、易疲労感、思考力・集中力の低下、希死念慮、自殺企図など多彩な症状がみられます。


 

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02

うつ病は、精神疾患に分類され、

生活や環境の変化に伴い、脳の機能が低下し、

気分の落ち込みや意欲低下、

不安などの症状がみられる疾患です。

選択肢1. 幻聴

幻聴は、実際にない音刺激を知覚することで、

統合失調症などでみられます。

 

うつ病でも生じることがありますが、

多くが重度の場合ですので、

うつ病の症状として最も適切であるとは

いえません。

選択肢2. 感情失禁

感情失禁とは、

感情のコントロールが

うまくできない状態です。

 

脳梗塞などの際に生じることがあり、

うつ病の症状として最も適切であるとは

いえません。

選択肢3. 予期不安

予期不安とは、

発作が起こる状況ではないのに、

常に不安に駆られる状態です。

 

パニック障害などの際にみられ、

うつ病の症状として最も適切であるとは

いえません。

選択肢4. 興味の喪失

興味の喪失は、

普段行っていた趣味などに

関心がなくなっている状態で、

うつ病に特徴的な症状のひとつです。

 

うつ病の症状として、

最も適切であるといえますので、

これが正答であると考えられます。

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03

興味の喪失 がうつ病にもっとも典型的にみられる症状です。

いつも楽しめていた趣味や遊びへの関心が薄れ、「何をしても楽しくない」と感じる状態を指します。

これは診断基準にも含まれる核心症状の一つです。

選択肢1. 幻聴

聞こえるはずのない声が聞こえる症状で、統合失調症などの精神病性障害に多く、うつ病では一般的ではありません。

選択肢2. 感情失禁

笑いや涙が制御できずにあふれる状態で、脳血管障害や認知症に関連することが多く、うつ病とは別の病態です。

選択肢3. 予期不安

「また発作が起きるかもしれない」という先回りした不安で、パニック障害によくみられます。

うつ病の主症状ではありません。

選択肢4. 興味の喪失

やる気が出ず、好きだった活動にも魅力を感じなくなる状態で、うつ病の中心症状です。

気分の落ち込み(抑うつ気分)と並んで診断に重要な要素とされています。

まとめ

うつ病では 抑うつ気分と興味・喜びの喪失 が二本柱となります。

幻聴・感情失禁・予期不安は他の疾患でみられることが多く、うつ病の主要症状とは一致しません。

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