あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問48 (午前 問48)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問48(午前 問48) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鼻粘膜のⅡ型アレルギー性疾患である。
- 季節性アレルギー性鼻炎の原因で最も多いのはハウスダストである。
- IgE抗体が関与している。
- アレルゲン免疫療法は即効性がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
アレルギー性鼻炎は、
花粉などのアレルゲンにより、
くしゃみや鼻汁などの症状を
生じる疾患です。
アレルギー性鼻炎では、
抗原となる花粉などがIg E抗体と反応し、
生成されたヒスタミンにより
症状が出現するⅠ型アレルギー疾患です。
また、Ⅱ型アレルギーは、
自己の細胞などにIgGまたはIgM抗体が反応、
補体が結合することにより
細胞障害を起こすものです。
以上より、アレルギー性鼻炎は、
Ⅱ型アレルギーであるとはいえませんので、
これは正答ではないと考えられます。
季節性アレルギー性鼻炎は、
ある季節に現れるアレルギー性鼻炎で、
その代表的な原因は花粉です。
ハウスダストは、
症状が一年中現れる
通年性アレルギー性鼻炎の原因となります。
以上より、
季節性アレルギー性鼻炎の原因で
最も多いのは、
ハウスダストであるとはいえませんので、
これは正答ではないと考えられます。
アレルギー性鼻炎では、
抗原となる花粉などがIgE抗体と反応し、
生成されたヒスタミンにより
症状が出現するⅠ型アレルギー疾患です。
IgE抗体が関与しているといえますので、
これが正答であると考えられます。
アレルゲン免疫療法は、
アレルギー疾患の原因であるアレルゲンを
投与し続けることで
その症状を緩和する治療法です。
効果がでるまでにおよそ3ヶ月かかり、
効果を維持するためには
2年以上治療を継続する必要があると
いわれています。
アレルゲン免疫療法は
即効性があるとはいえませんので、
これは正答ではないと考えられます。
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02
正解は「IgE抗体が関与している。」です。
アレルギー性鼻炎は、鼻粘膜の肥満細胞(マスト細胞)に結合したIgE抗体が関与します。
結合したIgE抗体に花粉などの抗原が再度結合した結果、マスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンが分泌され、アレルギー症状を引き起こします。
アレルギー性鼻炎はⅠ型アレルギーに分類され、即時型アレルギーとも呼ばれています。
季節性アレルギー性鼻炎は、スギ花粉が主な原因です。
ハウスダストは通年性です。
アレルギー性鼻炎は、鼻粘膜の肥満細胞(マスト細胞)に結合したIgE抗体が関与し、さらに抗原が結合することでヒスタミンやロイコトリエンが分泌されます。
減感作療法(特異的免疫)療法とも呼ばれ、原因抗原エキスを投与することで、症状を緩和する治療法です。
ただし、治療期間は3〜5年と数年にわたるため、即効性はありません。
アレルギー性鼻炎は、鼻粘膜の肥満細胞(マスト細胞)に結合したIgE抗体が関与するⅠ型アレルギーです。
マスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンが分泌されることで、くしゃみ、鼻水、鼻閉などのアレルギー症状を引き起こします。
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03
IgE抗体が関与している。
アレルギー性鼻炎は、体内で作られたIgE抗体が花粉やハウスダストなどのアレルゲンと反応し、
ヒスタミンなどの化学物質を放出してくしゃみ・鼻水・鼻づまりを起こす病気です。
この仕組みはⅠ型アレルギー(即時型)の典型例となります。
Ⅱ型は自己抗体が細胞を傷つけるタイプで、鼻炎とは別の機序です。
アレルギー性鼻炎はⅠ型アレルギーに分類されます。
季節性はスギ・ヒノキなどの花粉が主因です。
ハウスダスト(ダニや室内塵)は通年性の原因として知られます。
正しい。
IgEが肥満細胞に結合し、アレルゲンと再接触するとヒスタミン放出が起こり症状が出ます。
治療を開始して効果が出るまで数か月〜1年程度かかるのが一般的です。
即効性はありません。
アレルギー性鼻炎は IgEが中心のⅠ型アレルギー で、季節性は花粉、通年性はハウスダストが代表原因です。
免疫療法は体質を徐々に変える根治的治療ですが、効果発現まで時間がかかる点を覚えておきましょう。
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