あん摩マッサージ指圧師 過去問
第34回(2026年)
問156 (手技理論 問8)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第34回(2026年) 問156(手技理論 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

スタティックストレッチによる筋の伸張刺激の伝導に最も関与するのはどれか。
  • 脊髄側角
  • 脊髄前角
  • 脊髄後索
  • 脊髄前索

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

スタティックストレッチで筋肉や腱が伸ばされると、その伸び具合がセンサーで察知されます。この情報は脊髄の後ろ側を通る脊髄後索を経由して脳へと伝わります。なお、側角は自律神経、前角は運動の指令、前索は粗い触覚や圧覚に関係しており、それぞれ伝わる情報が異なります。

選択肢1. 脊髄側角

誤りの解答です。

交感神経などの自律神経系の節前ニューロンが存在する場所です。筋肉の伸びなどの感覚信号を通す経路ではなく、内臓や血管の働きを調整する指令に関与しています。

選択肢2. 脊髄前角

誤りの解答です。

脳からの命令を受けて筋肉を動かす運動神経の細胞体が存在する場所です。感覚を受け取って脳へ伝える経路ではなく、運動の指令を全身へ送り出す出口として働きます。

選択肢3. 脊髄後索

正しい解答です。

筋肉や関節の位置・伸び具合や、精密な触覚の情報を脳へ送る伝導路です。ストレッチによって筋肉が引き伸ばされた刺激は、この後索を通って脳へと届けられます。

選択肢4. 脊髄前索

誤りの解答です。

主に粗い触感や圧迫感を脳へ伝える経路が通る場所です。ストレッチによる筋肉や腱の伸びの伝導には直接関与しません。

参考になった数0

02

答えは「脊髄後索」です。


スタティックストレッチとは静的ストレッチのことです。反動をつけずに、筋肉をゆっくりと伸ばし維持します。主に運動後に行います。


 

選択肢1. 脊髄側角

胸髄の灰白質において、前角と後角の中間で側方に小さく突出する部位のことです。

内臓運動や腺分泌を調節する自律神経細胞の集まりです。


 

選択肢2. 脊髄前角

灰白質の前方への突出部のことです。

ここでは、骨格筋を支配する大型の運動神経細胞が集まっています。


 

選択肢3. 脊髄後索

これが答えです。

脊髄の白質は前索、側索、後索に分けられ、同じような機能を持つ神経繊維が集まり束となって伝導路が作られます。後索は感覚を脳に伝達する役割があります。

スタティックストレッチの伸張刺激を伝える働きがあると考えられます。


 

選択肢4. 脊髄前索

脊髄の白質は前索、側索、後索に分けられ、同じような機能を持つ神経繊維が集まり束となって伝導路が作られます。前索は姿勢の安定に関わる神経繊維の経路になります。


 


 

まとめ

スタティックストレッチに対して、ダイナミックストレッチは動的ストレッチと呼ばれ、反動を使いながら筋肉に刺激を与えつつ柔軟性を高めるものです。


 


 

参考になった数0

03

正しい選択肢は「脊髄後索」です。

スタティックストレッチでは、筋肉をゆっくり伸ばして、その伸びた状態をしばらく保ちます。
このとき、筋肉や腱にある感覚を受け取る器官が「筋肉が伸ばされている」という情報を受け取り、その情報は主に脊髄後索を通って脳へ伝えられます。

選択肢1. 脊髄側角

これは適切ではありません。
脊髄側角は、自律神経に関係する部分です。
自律神経は、血管の働きや内臓の働きなどを調整します。
筋肉が伸ばされた感覚を脳へ伝える中心的な通り道ではありません。

選択肢2. 脊髄前角

これは適切ではありません。
脊髄前角には、筋肉を動かすための運動神経の細胞があります。
つまり、脳や脊髄からの命令を筋肉に伝えて、体を動かす働きに関係します。
スタティックストレッチで生じる「筋肉が伸ばされた」という感覚を伝える場所ではありません。

選択肢3. 脊髄後索

これは適切な記述です。
脊髄後索は、筋肉や関節の状態を脳へ伝える通り道です。
たとえば、体の位置、関節の動き、振動、筋肉の伸び具合などの感覚に関係します。
スタティックストレッチで筋肉が伸ばされた刺激は、深部感覚として伝えられるため、脊髄後索が最も関与します。

選択肢4. 脊髄前索

これは適切ではありません。
脊髄前索には、運動に関係する伝導路や、一部の感覚に関係する伝導路があります。
しかし、筋肉の伸張刺激のような深部感覚を伝える中心的な通り道は脊髄後索です。
そのため、この問題では脊髄前索は最も適切とはいえません。

まとめ

覚えておくポイントは、スタティックストレッチで筋肉が伸ばされた感覚は、深部感覚として脳へ伝えられるということです。
深部感覚は、主に脊髄後索を通ります。
そのため、「筋の伸張刺激の伝導に最も関与するもの」としては、脊髄後索が適切です。

参考になった数0