あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問156 (午後 問76)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問156(午後 問76) (訂正依頼・報告はこちら)

表皮に分布する触圧覚受容器はどれか。
  • パチニ小体
  • メルケル盤
  • 毛包受容器
  • ルフィニ終末

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この過去問の解説 (3件)

01

メルケル盤(メルケル細胞‐神経終末複合体)は表皮基底層に埋まる静的触圧覚受容器です。

押された強さや形状を感じ取るセンサーとして働きます。

選択肢1. パチニ小体

振動や粗い圧覚を受け取り、真皮深層から皮下組織に存在します。

表皮には分布しません。

選択肢2. メルケル盤

表皮の一番下(基底層)に位置し、ゆっくり順応型で持続的な圧を検出します。

問題文の条件に一致します。

選択肢3. 毛包受容器

毛根周囲の網状真皮にあり、毛の動きを感知します。

表皮ではなく真皮に属するため不適合です。

選択肢4. ルフィニ終末

皮膚の深部や靱帯に分布し、皮膚の伸びや持続的圧を感じます。

表皮には存在しません。

まとめ

表皮に存在して触圧覚を担当するのはメルケル盤のみです。

他の受容器は真皮深層から皮下組織に分布するため、選択肢の中で表皮を条件に当てはめるとメルケル盤が最も適切です。

 

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02

答えは「メルケル盤」です。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織に大きく分類されます。

表皮、真皮には、触圧覚受容器、痛覚受容器など様々な感覚に関与する受容器が存在します。

 


 

選択肢1. パチニ小体

真皮の深部にあり、主に振動刺激に対応し、最も順応が速い受容器です。

選択肢2. メルケル盤

表皮と真皮の間にあり、順応が遅く、圧刺激が続いても興奮し続ける性質がある受容器です。

選択肢3. 毛包受容器

有毛部にあり、順応が速く、毛の動きを感知する受容器です。

選択肢4. ルフィニ終末

真皮にあり、順応が遅く、皮膚の変形を感知する受容器です。

まとめ

触圧覚受容器の種類、位置、順応が速いか遅いか、振動刺激、圧刺激、触刺激のどれが主に関与しているのかが重要です。


 

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03

触覚と圧覚を受け取る機械受容器の中でも

表皮に存在するものを選択します。

選択肢1. パチニ小体

パチニ小体は真皮に位置します。

✕です。

選択肢2. メルケル盤

メルケル盤は表皮に位置します。

よって〇です。

選択肢3. 毛包受容器

毛包受容器は真皮に存在し

毛根を包むように広がっています。

よって✕です。

選択肢4. ルフィニ終末

ルフィニ終末は真皮に位置しています。

✕です。

まとめ

それぞれの分布を理解しておく必要があります。

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