あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問96 (午後 問16)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問96(午後 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

表裏関係にある経脈の接続部で正しいのはどれか。
  • 薬指端
  • 内眼角
  • 鼻翼外方
  • 中焦

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この過去問の解説 (2件)

01

答えは「薬指端」です。

経脈には気血が流れており、この気血は経脈中を巡っています。気血の巡りを担っているのが営気であり、全身を滋養します。この流れは手の太陰肺経からスタートし、最終的には足の厥陰肝経に終わります。この流れを流注といい、経脈の接続部を通って次の経脈へと流れていきます。


 

選択肢1. 薬指端

薬指端は、手の厥陰心包経と手の少陽三焦経の接続部であり、表裏関係にあります。

選択肢2. 内眼角

内眼角は、手の太陽小腸経と足の太陽膀胱経の接続部であり、表裏関係ではありません。

選択肢3. 鼻翼外方

鼻翼外方は、手の陽明大腸経と足の陽明胃経の接続部であり、表裏関係ではありません。

選択肢4. 中焦

横隔膜から臍までの間を中焦と呼びます。脾・胃が属します。水穀(飲食物)を消化・吸収して気を生成し、流注のスタートとなります。

まとめ

正経十二経脈の走行と接続部は次のようになっています。接続部、経脈の順に記載します。

中焦から始まり、手の太陰肺経→手の示指端→手の陽明大腸経→鼻翼外方→足の陽明胃経→足の第1指内側端→足の太陰脾経→心中→手の少陰腎経→手の小指端→手の太陽小腸経→内眼角→足の太陽膀胱経→足の第5指外側端→足の少陰腎経→膻中→手の厥陰心包経→手の薬指端→手の少陽三焦経→外眼角→足の第1外側端→足の厥陰肝経→中焦


 

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02

経脈の走行をしっかり覚えておく必要があります。

選択肢1. 薬指端

薬指(内側)端は手の厥陰心包経と手の少陽三焦経を接続する部分となります。

よって〇です。

選択肢2. 内眼角

内眼角は手の太陽小腸経と足の太陽膀胱経を接合する部分となります。

✕です。

選択肢3. 鼻翼外方

鼻翼外方は手の陽明大腸経と足の陽明胃経を接合する部分となります。

✕です。

選択肢4. 中焦

中焦は経脈の始まりとなるため、✕です。

まとめ

経脈の流れを考え

「接続」と「接合」を分けて覚えるようにしましょう。

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