あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問73 (午前 問73)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問73(午前 問73) (訂正依頼・報告はこちら)

認知症の中核症状はどれか。
  • 徘徊
  • 妄想
  • 不潔行為
  • 記憶障害

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この過去問の解説 (3件)

01

認知症の中心にあるのは「脳の働きそのものが低下して起こる症状」で、これを 中核症状 と呼びます。最も代表的なのが覚えたことをすぐ忘れてしまう記憶障害です。

選択肢1. 徘徊

落ち着きなく歩き回る行動で、環境への戸惑いや不安が引き金になります。

これは 行動・心理症状(BPSD) と呼ばれる二次的な現象で、中核症状ではありません。

選択肢2. 妄想

「財布を取られた」などの被害的思い込みは記憶の隙間を埋めるために生じるBPSDの一つで、中核症状ではありません。

選択肢3. 不潔行為

排泄物を触るなどの行為もBPSDに入り、周囲とのかかわり方や環境要因が影響します。

選択肢4. 記憶障害

物忘れが目立ち、同じ話を何度もする・物を置いた場所を思い出せないなどが起こります。脳の認知機能低下そのものによるため、中核症状に含まれます。

まとめ

認知症の 中核症状 は「記憶・判断・見当識などの基本的な認知機能の低下」。
一方、徘徊・妄想・不潔行為などは BPSD と呼ばれ、環境や心理状態によって変動しやすい付随的な症状です。

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02

認知症は、

脳神経細胞の機能低下などにより

記憶や判断力といった認知機能が低下し、

生活に支障をきたしている状態です。

 

その症状は、

中核症状と周辺症状に大別されます。

 

中核症状は、

脳神経細胞の機能低下により

直接的に生じる症状です。

 

また、周辺症状は、中核症状を背景に、

脳神経細胞が外界に反応して生じる症状です。

 

選択肢1. 徘徊

徘徊は、

目的もなく歩き回っている様子をいいます。

 

これは、周辺症状に分類されますので、

認知症の中核症状であるとはいえません。

選択肢2. 妄想

妄想とは、

明らかな根拠がなく、

事実とは違うにもかかわらず、強く確信し、

訂正も困難になっている状態です。

 

これは、

認知症の周辺症状に分類されますので、

認知症の中核症状であるとはいえません。

選択肢3. 不潔行為

不潔行為とは、

何日も入浴や更衣をしなくても気にならない、

排泄などの処理を適切にできなくなるなどの

行為をいいます。

 

これは、

認知症の周辺症状に分類されますので、

認知症の中核症状であるとはいえません。

選択肢4. 記憶障害

記憶障害とは、

新しいことを覚えるのが難しくなる、

覚えてもすぐに忘れてしまうなど、

記憶する機能に支障をきたしている状態です。

 

中核症状のひとつですので、

これが正答であると考えられます。

 

まとめ

認知症の中核症状には、記憶障害のほか、

見当識障害、失行、失認などがあります。

 

参考になった数1

03

中核症状とは脳の機能低下(細胞が死ぬなど)により

認知症になった人であれば誰にでも起こる症状のことです。

中核症状には

記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解力の低下、判断力の低下、失語障害などがあります。

選択肢1. 徘徊

認知症による徘徊は周辺症状に分類されます。

よって✕です。

選択肢2. 妄想

妄想も周辺症状に分類されるため✕です。

選択肢3. 不潔行為

不潔行為は便を触ったりする行為を指します。

排便を失敗したことからの不快感から掃除をしようと思って…

などの思考から順番や方法がわからなくなり直接便を触ってしまうなどの行為と言われています。

認知症の方に見られる症状ではありますが

必ずではないので中核症状にはあてはまりません。

選択肢4. 記憶障害

先述したように記憶障害は

中核症状に当てはまります。

待ち合わせ時間や内容を忘れたり、ついさっきのことが思い出せない、忘れたことすら忘れてしまっている

など記憶に障害が現れます。

まとめ

認知症とは「認知機能の低下」が主な症状です。

認知機能とは脳の機能の総称で

情報を理解と処理、それに合わせた適切な行動や判断ができるかどうかを指します。

つまりその機能が落ちてきてしまえば認知症の可能性があります。

もちろん、年齢や脳震盪や脳梗塞などの既往も加味しますが

身近な家族や患者様に認知力の低下が見られた場合は早期に病院受診をするよう促すことも可能です。

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