あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問46 (午前 問46)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問46(午前 問46) (訂正依頼・報告はこちら)

一次救命処置はどれか。
  • 酸素吸入
  • 胸骨圧迫
  • 人工呼吸器装着
  • 静脈路確保

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この過去問の解説 (3件)

01

一次救命処置は、

救急医療システムへの通報などとともに、

心肺停止状態にある傷病者に対し、

気道確保、人工呼吸、心臓マッサージにより

自発的な血液循環を回復させるために行う

心肺蘇生法をいいます。

 

また、医師などが

医療機器等を用いて行う心配蘇生は、

二次救命処置といいます。

選択肢1. 酸素吸入

酸素吸入は、

医療機器である酸素吸入器を使用しますので、

これは二次救命処置であると考えられます。

 

一次救命処置を選びますので、

これは正答ではないと考えられます。

選択肢2. 胸骨圧迫

胸骨圧迫は、

意識がなく呼吸がはっきりしない

傷病者に対して行われます。

 

一次救命処置として実施されますので、

これが正答であると考えられます。

選択肢3. 人工呼吸器装着

人工呼吸器は、医療機器のひとつですので、

これは二次救命処置であると考えられます。

選択肢4. 静脈路確保

静脈路確保は、静脈内に針などを留置し、

治療に必要な薬剤などを

投与できるようにすることです。

 

二次救命処置にあたると考えられます。

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02

正解は「胸骨圧迫」です。

一次救命処置には、反応の確認、119番通報・AED依頼、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの装着などがあげられます。


 

選択肢1. 酸素吸入

酸素吸入は、心停止や呼吸不全の患者に対して、組織への酸素供給を行う処置のことです。

高度な処置にあたるため、二次救命処置に該当します。


 

選択肢2. 胸骨圧迫

胸骨圧迫は、成人で約5㎝の深さ、1分間に100〜120回、絶え間なく行います。

JRC蘇生ガイドライン2020、一次救命処置のアルゴリズムに含まれます。


 

選択肢3. 人工呼吸器装着

人工呼吸器装着は医療機関で行われる高度な医療行為であるため、二次救命処置に該当します。


 

選択肢4. 静脈路確保

静脈路確保とは、薬剤投与するために血管内にカテーテルを挿入し、静脈へのアクセスを確保する処置のことです。

二次救命処置に該当します。


 

まとめ

二次救命処置は、一次救命処置に引き続いて、医療機関や救急現場で行われるより高度な処置を指します。


 

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03

胸骨圧迫 が一次救命処置に当たります。
一次救命処置(BLS)は「心肺停止を疑ったらただちに行う行為」で、胸骨圧迫・人工呼吸(場合により省略可)・AED が基本です。

医療機器や薬剤を準備する前に、現場で直ちに行える心臓マッサージが最優先となります。

選択肢1. 酸素吸入

酸素ボンベやマスクが必要で、救急隊や医療機関で行う二次救命処置の段階です。

選択肢2. 胸骨圧迫

心臓が止まったとき、胸の中央を強く速く押して血液を脳と心臓に送り続ける手技です。

BLSの核心であり、一次救命処置そのものです。

選択肢3. 人工呼吸器装着

気管挿管と機械の準備が要り、病院内での高度な二次救命処置です。

選択肢4. 静脈路確保

点滴ラインを取り薬剤を投与できるようにするのは二次救命処置で、胸骨圧迫より後に行います。

まとめ

一次救命処置(BLS)は「胸骨圧迫」と「必要に応じて人工呼吸・AED」が柱です。

酸素投与・人工呼吸器・静脈路確保は二次救命処置(ALS)に分類されるため、現場で最初に行うのは 胸骨圧迫 になります。

 

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